クルマに関するエトセトラ04

oshikun2010-06-05

 今日の友は明日の敵 
 次に訪れた輸入車売店はスバル、じゃなくてボルボ。クルマで店に近づいて、一瞬アレッアレッと思ってしまうのだが、その頃はスバルでもボルボを売っていたのだ。といってもこれは正確ではないかもしれない。同じ店舗を二つに区切って、スバル車とボルボ車を販売していたといったほうがいいだろう。もちろん営業体制も分かれていて、当然のことながら、ボルボの営業マンはレガシィを褒めたりしない。
 なぜスバルでボルボを「売っている」のかは、10年以上前から活発になってきている、自動車メーカーの再編の動きを考えなくてはならない。世界的に有名なボルボも、やはり世界標準からすると弱小メーカーで、以前からそうとう傾いていた。そこで乗用車部門だけを分割して、他のメーカーに売り出すことにした。それを買ったのがフォードだったのである。でその時フォードとの「関係」が強かったスバルが、ボルボを売ることになったというわけ(だと思う)。
 スバルといえば、少し前までオペルのザフィーラをトラヴィックという名前で、よりも大きなエンジン付きながら、本家よりも100万円ほど安く売り、いろいろと話題になったことがある。これもその当時、スバルがGMの傘下にあったからで、そしてなぜオペルをというと、オペルもGMの傘下だったからだ。ああ、わかりにくい。
 そんなスバルの「親分」の流れを復習すると、GM、フォード、GM、トヨタだったはずだが、これちょっと未確認。
 で、スバルは今ではダイハツの軽自動車を、名前を変えて売っている。なぜって、ダイハツトヨタの傘下だからさ。
 ということで、私がこのボルボ店に何を見に来たかはまだ今度にします。

 [注]お分かりかと思いますが、本文中で「傘下」とか、「親分」とか、「分割」とか、「関係」とかは厳密な意味で用いていません。ただメーカーの関係性をあいまいに記しただけなので、より正しい関係については、申しわけありませんが、ご自身でお調べください。このことはこれからの本文にも共通することです。