2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

幾年月、ぶりの大阪

これから大阪。はたして何年ぶりだろう。かつては雑誌の仕事で、北海道とか沖縄、広島、徳島、名古屋なんかには出掛けていたのだけど、大阪だけはそこに知り合いのライターがいたので、その方に大阪関係の仕事はすべてお願いしていた。だから、ええっと、そ…

亀釣りにうってつけの日

また公園を歩く。バードサンクチァリから聴こえる鳥のさえずりがにぎやかだ。 でも、今日もカワセミは確認できず。 あたりで子どもが釣り人と話している。その小学4年か5年ぐらいの男の子の口調がメチャクチャ丁寧なのが楽しい。どうやら、そのへんを泳い…

昼下がりの『サクリファイス』

なんとテレビでタルコフスキーの『サクリファイス』をやっていた。ツレといっしょに観ていたが、私は用事があるし、DVDもあるのでテレビの前からいなくなる。と、すぐにツレは撃沈である。たぶん彼女はまだこの第三次世界大戦を経験していない。 パソコン…

青い鳥、飛んだ。

今日も近くの公園にカワセミを確認できなかった。 鳥の生態などまったくわからないが、もうどこかに飛んでいってしまう季節なのかもしれない。 で、双眼鏡を覗きつつ思う。なるほど、カワセミは「青い鳥」なのだと。

つかの間のお遊戯タイム

ちょっと酔っ払ったので、仕事のようなものには手がつかない。なんで、ブログ、とははなはだ失礼千万ではあるけれど。 別に忙しいというわけではもちろんない。でも締め切りみたいなものがあると、しばらくそんなのと無縁な生活をしてきたので、妙にそれ中心…

カイヅカイブキの膨らみ

ツレの実家に行く。正月はみごとに不思議な風邪で撃沈していたので、申し訳ないが、年末以来である。ツレの甥っ子の結婚式や、私の贈賞式の写真を見たりして過ごす。 その後は私の実家に寄る。といってもそこは今は無人になっている。仏壇近くに花をたむけて…

人間観察にうってつけの日

ひさしぶりに近くの公園を散策する。ポケットにはいつもの小さな双眼鏡。そう、何度もここで書いてきたように、公園の隅のバード・サンクチャリでカワセミを探すのだ。 現場に着くと、やはり双眼鏡を持ったおばさんが、たぶんそこで会ったとおぼしきおじさん…

ローソクはその闇を照らして

新宿で、早川書房の井手さんと「ソラリス論」の打ち合わせ。かつての立場が逆になって、不思議な気分。ご指摘ごもっともで、何とかなるかなーというのと、えっ、どうやったらいいのかというのがいくつか。でも総合的にどうにかなるでしょ、という結語。とい…

本を巡る午後

桜台に行く。 駅近くの本屋には『原色の想像力2』どころか、創元文庫が見当たらない。これではPOPを作ってくれないかなぁ、なんていう勝手な営業もできないと、トボトボへ床屋へ向かう。 ここで「ものみな憩える」に登場した店長さんに1冊進呈。そして…

亀さんにタッチ

やっと、というか、とうとう、というか、ついに、というか、とにかくやってきましたのが、『原色の想像力2』(創元SF文庫)。本日がその発売日です、って危うくここで、その本日中に告知するのを忘れそうになってしまった。実際に書いているのは、すでに…

軌道上からの報告

今年の7月、夕張市で開催されるSF大会「Varicon 2012」のホームページには、日本SF評論賞チームによる「北海道SF大全」が連載されていますが、そこに不肖、わたくしも文章を掲載させていただきました。 今回の連載は「北海道を舞台にしたSF」が課題…

最大のハレ舞台

日本SF作家クラブの公認ネットマガジン「SF Prologue Wave」に、2月1日に開催された「第7回日本SF評論賞贈賞式」&「田中光二さん300冊記念パーティ」のルポが掲載されました。 書いていただいたのは、評論賞チームの大先輩(しかし年齢は私よりず…

20日中には寄港予定。

窓の外には遠く荒川。 その川面にアメンボのように見えるは、学生たちのボート。 小さな艇内で身体を前後させて必死に漕いでいるのが、微かにわかる。 舟はゆっくりと動く。微速前進。 その傍らを水上スキーを引っ張るモーターボートが走り抜ける。 でも、人…

豪州に三賢人は語る。

おっと、F1中継が地上波からBSフジに移るということは、どこかで知っていたけれど、開幕戦の予選を観ようとした瞬間まで失念していた。 土曜の夜中、そろそろ予選の放送時間かなぁ、と思って新聞のテレビ欄を見ても、アレない、とうとうフジテレビは予選…

上院議員、お先に失礼

そして突然の昨日の続きだけれど、くだんの『宇宙ロケット』(共立出版)のプラズマロケットの説明によると、アメリカのリパブリック航空会社で、1960年の秋に実験が行われたとある。まあNASAじゃなかったね。系列企業かもしれないけど。 でも面白い…

改稿中閑あり

昨日も書いたけど、現在とある文章を絶賛改稿中なので、ちょっと休憩というときにパソコンの前に画面を覆うように積み上がった資料なんぞをパラ見する。 で、原稿には関係ないけど、アレレという発見を一つ。 SFマガジン1966年4月号、ソビエト訪問を…

今日もまた、ズルします。

某文章の改稿作業を忙しくしていたら、こちらの改訂作業をしっかり失念していた。まあ、こっちは改稿しなくていいから楽なんだけど、たまに昔の書き込みをみたりすると、とんでもないミステイクを発見して、そのたびに青くなったりしている。 しかしまあ、よ…

今年度のテーマは「淡々」

過日、友人と飲んでいると、私のブログの話になった。 彼はいつも読んでいるわけではなくて、ときどきチラリと見るていどのようなのではあるが、少し前の私が実家に行って、庭のバラを二つ切り、それを仏前に供えたという話が良かったという。 「でも、バラ…

10000分の1以下の命拾い

私の理解が正しいのかどうかわからないが、とにかくとても恐ろしいその記事を読んだのは、一週間ぐらい前だろうか。 東京電力福島第1原発の三号機が爆発したのに続いて、四号機がその夜のうちに爆発。これがとても不思議な現象だった。なぜなら、四号機は点…

天国の水飛沫

数日前の新聞によると、八木敏雄さんが亡くなったという。 八木さんは私にとっては、なにより『白鯨』の翻訳者であり、その解説本の『『白鯨』解体』(タイトルに二重鍵括弧があるとき、前後の括弧はどうするのかな)の著者であります。 『白鯨』の重層的な…

散歩の途中に、焼き鳥屋へ。

午後から都内を散歩した。出発場所にずいぶんと早く到着していた友人とギリギリで合流。しばし四方山話に興じたあと、ゆっくりと歩みだす。 幸いなことに夕方まではお散歩日和で、少し歩けばもうマフラーが不要になったので、それを鞄の中に入れる。 今日は…

明日は散歩に行ってきます。

311の前日に何を書くのか。 さて、いっこうに思いつかない。 メディアはまさに情報の津波だった。いや違う。それはNHKだけか。ふと民放にチャンネルを合わせたら、番組が30分ほどズレていた。野球中継のためだとか。ええっ、今の時期に野球などやっ…

二つのお知らせ

[お知らせ] 数日前のコメント欄にもあるように、私はこのたび日本SF作家クラブに入会させていただけることとなりました。これは当クラブが主催する日本SF評論賞で選考委員特別賞を受賞したことによるものです。 まだ一言も商業出版されていない段階での…

30秒で崩壊した決心

(昨日の続き) 話は「ささま書店」のことに戻る。この古書店がいいのは、分類がキチンとできていて、本自体がキレイなこと、そして通路が比較的広いこと、などが挙げられるのだけれど、それよりも、なんというか、雰囲気がいいのである。 こんなことをいっ…

本はもう買わない、ことはない。

荻窪のフリージャズ・イベントに1時間も早く行ってしまったので、近くの古書店「ささま書店」に入り込んだ、ということまでは先日書きましたよね。なので、今日はそのあとの顛末(というほどでもないけれど)を。 実をいうと、最近はなるべく書店や古書店に…

あいたたた、またミステイク。

3月2日の書き込みの間違いを、渡邊利道さんのサイトで気づいてしまった。 いやはやこれだから私の信用(あったっけ)はドンドン崩壊していく。あのとき、名刺を取りに行ったのは渡邊さんで、松崎さんではありませんでした。ただ彼女も荷物を預けにいったの…

カークの雄たけびが荻窪の響く。

(昨日の続き) ということなので、ささま書店で小一時間ほど潰す。いゃーあ、いい本がいっぱいだけど、ここでまた書き出すとそれだけで終わってしまいそうなので、別の機会に。 そうこうしているうちに、7時はしっかりとやってくる。「あっそう、来たんだ…

ジャズを聴きに古本屋へ。

ということで、3日はまた夕方近く、ウチをソロリソロリと後にして荻窪へと出掛けていったのだった。 そう、2日の贈賞式で堀晃さんからご紹介いただいた、田中啓文さんのトークショーなのだ。 しかし実は「荻窪」と「ベルベットサン」という重要タームをみ…

タイレル社はそこに建つ。

(昨日の続き) 贈賞式と祝賀パーティが終わりそうな頃、二次会の案内が配られる。別の場所で日本SF大賞関連の集りがあるという。 やがて会場には「蛍の光」が流れる。むむむ、そうそう懐かしい。中学校では「もう下校の時間となりました。教室や校庭にい…

初めての東京會舘

徳間文芸賞贈賞式にマゼていただました。これは今年度の大藪春彦賞を受賞された沼田まほかるさんと、日本SF大賞の上田早夕里さんのお祝いの席です。 細かい雨に濡れながら、有楽町駅から会場の東京會舘まで歩く。ずーっと前から名前は知っていたけれど、中…