2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧
さて、アポロ計画の残りの材料でチャチャと造りました的なスカイラブ計画でしたが、実は宇宙開発史上画期的な事象のオンパレードではあったのです。 まず最初からして予定になかった緊急事態、昨日書いたように太陽電池パネルの一枚はちぎれ、一枚は少しだけ…
本日をもって、幕張メッセで開催されていた宇宙博2014が閉幕します。でもこちらの書き込みは他にネタがない等の理由によって、まだ続きます。ごめんなさい。 さて、ご存じのアポロ13号の事故により、その後のアポロ計画は大幅な変更が強いられた。まずは計画…
アポロ司令船のハッチは、アポロ1号の訓練中に三人の宇宙飛行士が死亡する火災事故を受けて、大幅に改良された。 そのハッチがこれ。レプリカだけど、司令船の外面と違ってずいぶん精密に作られているように見える。改良後の大きな変更点は、内部からも簡単…
はい、それでやっとアポロ宇宙船です。ハッチを取り除いたところからうかがえる内部は、訓練用シュミレーターとして使われていたものなので、ホンモノとほぼ同じ。ただし外装はただアルミ箔をペタペタと貼っただけで、レプリカと呼ぶのも躊躇してしまいそう…
これはアポロ計画で一番有名になった装置かもしれない。 四角い金属製の箱型ホディの一方にいくつかの穴があって、そこが白い紙か布のようなもので塞がれている。 これこそがアポロ司令船用の二酸化炭素除去用のフィルターで、アポロ13号で事故が起こったあ…
「……こちら、ヒューストンです。コロンビア、よく聞こえます。どうぞ……」とかいうアポロ11号の同時通訳者西山千さんの言葉で初めて知ったヒューストンという地名。はい、その地にある管制センターには、こんなコンソールが何十もズラリと並んでいて、前方の…
昨日のジェミニの話の続きだけど、あと二つだけ、このジェミニ計画で達成すべきことがあった。それが月までの飛行を想定した長期間の宇宙滞在と、当時は宇宙遊泳といわれた船外活動だ。 ジェミニ宇宙船の有人飛行は1965年と1966年にそれぞれ六回行われ、多く…
マーキュリー計画がとりあえず人間を宇宙に飛ばすことを目的にしていたのに対して、次の二人乗り宇宙船ジェミニ(上の写真)には、月に行くための重要なミッションが課せられた。まずは軌道上で二機の宇宙船が接近し、そして結合する技術と管制システムの確立…
さすがにマーキュリー計画の記憶はない。自分のまわりではなく、世の中の出来事は基本的には先生の話とかテレビのニュースで知ることになるが、その後、半世紀も記憶に残っているような事項は、そう多くはないし、憶えていると思っていても、後から知ったこ…
焼き過ぎたピザ、ではなくて、月着陸船の脚です。この四本で着陸船を支え、月から着陸船上部がリフトオフする時は、「打ち上げ台」を支えることになりました。 つまり月面第一歩はアームストロングの足ではなく、その脚が印したわけです。まあ、その前にも無…
ピンボケでスミマセン。月着陸船の内部です。たぶん操縦部分のみが再現されていて、実際の居住部分の三分の一程度でしょう。特徴的な三角形の窓が見えますね。いわずと知れたアポロ11号では、ここにアームストログ船長とオルドリン飛行士が立ったままで、あ…
はい、月面車です。宇宙関連実物グッズ(?)には、なかなか機能美に優れた点が多いと思うのですが、これはそういったことがほとんど感じられません。まああくまで個人的見解なので、これぞ合理性の極致と感じる方もいらっしゃるかもしれません……が。 シートな…
少しは分かりやすいものを、っていうことでコレ。 なにやら警棒を振り上げたロボットにも見えてしまいますが、実はソビエトが1969年以降、何度も月面に送り込んだ無人探査体のルナホートです。 ロボットの光背のようにも見えるのは、もちろん太陽電池パネル…
こちらはジュピターミサイルのノーズコーン(つまり先っぽ)内部に組み込まれたいろんな計器。どうしてこんなものがグチャグチャ入っているのだろう、と思って説明を読むと、、当時は大気圏再突入そのものがいったいどんな状態なのかわからなかった時代だった…
はい、昨日の答えです。 あの写真は二人乗りのジェミニ衛星を打つ上げたタイタンロケットの噴射口、つまりノズル部分です。奥の方に見えるインジェクターから噴き出て霧状になった燃料が酸化剤と交じり合い、燃焼室で爆発的に燃え上がり、それが推進力となり…
はい、遅ればせながら海浜幕張で開催されている宇宙博に行ってまいりました。 やっぱり胸ドキュンなのは、前半のNASA関連の展示。レプリカばっかりだと思っていたけれど、意外とモノホンが並んでいました。そんな中の一枚。さて、これば何でしょう。
例えばこれからポーランドの国旗が連想されるだろうか。そういえばたしかモナコの国旗はその上下さまさまだった「気がする」。 ちなみに国旗の色にはあとからだろうけれども、なんらかの意味が加えられることが多い。ポーランドもモナコももちろんそうだろう…
まったく思い付きでいうのだが、ロスコの絵は国旗の、それもイイ国旗に似ていないか。具体的なイメージではなく、配色の妙で、そこに暮らす人たちを魅了させる国旗。考えてみれば国旗の成り立ちからも、国民性ではなくその権力性が見えてくるような気がする…
ただ茫漠とした何かを、なんとなく美しいと思ってしまうのは、さて……。
そういえば、すでにお気づきの方もいらっしゃるかもしれないが、ロスコという画家が意外と好きなのです。はい、ぜんぜん違うけど。
しかしなんとも広告がじゃまだなぁ。有料会員になれば消えるはずだけど、まあ、落書きノートにお金なんて払うのはもったいないし。