2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧
いろいろと「増殖する」モノ ええと、予定に反して小難しい「ゴタク」が続いてしまったが、それも今日で終わりなので、お許されませ。 さて、もしマンションを購入しようとして、幸いなことにその全額、例えば5000万円がすでに手元にあるとしよう。それはそ…
似て非なるものの理解 もちろん賃貸マンションに住み続ければ、家賃の総額も相当なものだ。当時の私の賃貸マンションの家賃は月額15万円ほどだったから、10年住むと更新料も含めて約1900万円以上にもなる。これは決して少ない額ではない。 ここで単純な例を…
我、冒険家二アラズ 昨日、マンション探しの第一歩を印す、なんて書いたけれど、その前にその場でジタバタと足踏みしなくちゃいけないことを思い出した。その辺を付け加えておこう。 昨日の書き込みを読んだ方の中は、とりあえず持ち金がそこそこあるなら、…
巨万を投じる「趣味」 十年ほど前、マンションでも買おうかなと考え始めたのだが、自分でも不思議なくらいに緊張感がなかった。家庭状況がそうさせているわけではないので、誤解を恐れずにいえば趣味のたぐいといっていいのかもしれない。今までも何度か家が…
ここ二三日のニュースで、明治神宮や清水寺の防火訓練の様子が報じられていた。世事に疎いので、この時期の防火訓練が出初式にちなむものなのか、それとも阪神淡路大震災との関連なのかはわからないが、私の住む荒川近辺でも、毎年のように消防署による大規…
時を刻む駅前の寅さん この「連載」の一回目で書いたように、私が柴又に住んだのは小学2年の終わりから6年の終わりまでの4年間だけなのだが、執拗なまでにここにいろいろと書きながら、まだ書き足らない気分でいる。しかし数少ない読者の皆さんも、いい加…
友だちんちの二階 友だちの家といえば一戸建てかアパートだった。昭和40年代の柴又にはマンションはほとんどなかったのである。小学生の高学年ともなれば自転車で走り回ることもあったけれど、それまではもっぱら友だちの家の前の通りか、家の中で遊ぶことに…
未だ鉄ちゃんならず 断定はできないのだけれど、柴又に住んでいた頃は、自分一人とか友人とかで電車に乗るということはほとんどなかった気がする。電車に乗るよりも、私たちは歩いたり自転車に乗ったりして、どんどんと遠くまで出かけていった。 北は釣りを…
遅ればせながら、 佐々木譲さん、 直木賞受賞おめでとうございます。 ほんとうはもっとずっと前、例えば『真夜中の遠い彼方』で受賞されているはずでした。 それが叶わなくとも、『ベルリン飛行指令』でのノミネートの際に受賞されるべきでした。 これほど長…
丘を切り崩して建設された工場は、広大な敷地を持っていた。しかしさらに大きかった丘はまだ三分の一ほどが残り、その頂上部が平たくされたまま、工場の横で赤土の肌を現している。 白い工場の壁には規則正しく真四角の窓が並んでいて、その壁と窓が夕陽を受…
その警官は棺の前に歩み出て、音をたてて両足を揃えると直立不動の体勢で敬礼をした。たぶんそれは相手に対して、最大限の敬意を表するものなのだろう。 棺の主は昨年10月に体調を崩し入院していたが、回復することなく家族に見守られながら旅立っていった。…
二日続けて虹について書いてきたので、最後に虹についての走り書きです。 先ほど、たまたまCDの『DIZZY ATMOSPHERE』を聞き始めると、ナントおまけトラックとして『虹の彼方に』が入っていました。この曲はジュディ・ガーランド主演のミュー…
昨日、近くの虹の話を書いたついでに、かなり遠くの虹の写真もアップしておこう。これは昨年、新潟から東京への関越道で撮ったもの。もちろん撮影は助手席の御仁である。 今、遠くの虹と書いたけれど、そもそも虹に遠い近いというのは当てはまるのだろうか。…
公園を散歩していると、その奥でシャカシャカという音が聞こえてくる。音のする方を見ると、スプリンクラーが回り、そのあたりに小さな虹が架かっていた。ここは公園内の落ち葉を集めて、腐葉土か何かにする場所だ。そのために、水を撒いているのだろう。 ち…
写真を整理していて不思議な富士山の写真が見つかった。 よく見ると、写っている富士山の上にひとつ、 さらによく見ると、またひとつの富士山の影があるのだ。 どういう加減かはわからないけれど、 たぶん地平線に沈もうとしている太陽の光を受けて、 富士山…
駐車場前の看板である。 文面からすると、まさに「犬」への警告である。 しかし犬の識字率が向上しているとは聞いていない。 漢字も含まれているので、 人間の小学校低学年にも理解不能だろう。 確かに普通の犬は車を運転できないから、 駐車場に入る必要は…
空には何やらオレンジ色に輝く物体が飛行中。 そのカタチは『マグマ大使』に出てくるゴアの宇宙船にも似て。 而しててその正体は、 富士山の山頂付近に沈む太陽でした。
★もちろんこの煙突は、後の工場のモノ。 ただちょっと意外ですが、この煙、実はこの煙突からではなく、 さらに後の細い煙突から出ているものなのです。
高圧電線に月が引っかかっております。 まるで「五線譜」のように。 ええっと、音楽に疎いもので、「ソ」でしょうか。 えっ、6本あるって、いや架線、じゃなくて加線ってあるでしょ。 それです、ハイ。
★はい、もちろん冗談です。
策を弄してよこわけに 柴又へ引っ越してくる前は、親が勤める会社の近くの寮に住んでいて、散髪も会社の厚生施設で済ませていた。だから柴又に来るまで床屋にいったことはないはずなのだが、「伝説」によると本当に小さい頃、泣き叫ぶ私を二人がかりであやし…
お肉屋さんの儲け 柴又再訪の「16」で取り上げた北の湯の目の前には、一軒の肉屋さんがある。シャッターは下りていたけれど、いまも健在のようだった。 かつての日々、ここ店頭には小学校の上級生や中学生の男の子が列をなしていた。彼らは一様にひとり一枚…
小さくなった映画館跡地 「こんなに小さくはなかった」という思いが広がっていった。 そこはかつて映画館があった場所。今では某スーパーの事務所になっている。1960年代の数年間、私はここにあった映画館で「サイダ対ガイラ」、「南海の大決闘」、「キ…
やがて歴史となる7円切手 子どもの頃、お年玉クジ付きの年賀状をチャックするのがとても楽しかった。 いま年賀状は昔のようにたくさん書かなくなってしまったし、その日までにどこかに行ってしまいそうだ。いやいやその当選のチェックすら面倒な気さえする…
2日以来、営々と富士山シリーズを続けてきましたが、本日はとうとう一説には松の内の終了を意味する七草粥となりました。ウチも「美味しい」それを食べさせられることとなり、この辺がこのシリーズの潮時とすることにしました。しかし、そもそもなんで正月…
松の内という名の「正月気分の猶予期限」には、七草粥の7日とか鏡開きの11日といった諸説がありますが、どっこい今年の世間は正月気分など最初の元旦からなかったかのようで、どこかで身を丸くしていた少数派の「気分」たちさえも、吹きすさぶ強い風によっ…
さらに富士山関係の歌を思い浮かべると、出てきたのは「ましろきふじのね〜」というフレーズです。しかしこれをどこで知ったのかとか、その意味が何なのかという記憶はまったくありません。そこでネットで調べてみると、意外なこと判明しました。 「ましろき…
富士山が続いたので、勢いにまかせて。 小学校時代の憂鬱な音楽の授業で「富士山」がらみの歌といえば、やはり「ふじの山」ということになる。 「あたまを雲の上に出し、四方の山を従えて、雷様を下に聞く、富士は日本一の山・・」とかいう歌詞で、えへへと…
昔々の子どもの頃、「お座敷小唄」という歌謡曲がテレビから流れていた。 その歌詞は、「富士の高嶺に降る雪も、京都先斗(ぽんと)町に降る雪も・・」というのだけれど、幼い私がぽんと町など知るはずもなく、「今日、ほんのちゅっと降る雪も・・」と脳内で…
いろいろと説はあるようですが、 どうやら元旦から2日にかけて見るのが「初夢」のようでして、 富士山、鷹さん、茄子くんと縁起のいいモチーフなんぞを思い浮かびつつ、布団に入って見た夢は・・・・・・・・、 はい、夢は見たという記憶は確かにあるのです…