2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

桜の花の曇天の下

近くの公園は本日桜祭り、ということで花冷えの中でもかなりの人出。 道々に桜の花びらが広がっていて、そこを歩くのもまた乙なもの。 消防自動車や地震体験車、そして大きなゴム製の滑り台から子供たちの歓声。 ラーメン、焼きそば、綿あめ、などなどの出店…

さよならF1 その六

昔は昨日書いたようにポイント争いが佳境に入りつつあったとき、例えばまだチャンピオンの可能性を残していたアロンソのために、マッサを無理に二番手にしたことがあった。そのときは不満を持ったマッサが最終周回の最終コーナーでブレーキングして、これは…

さよならF1 その五

ネットでちょっくら調べてみると、どうやらチームオーダーは2011年あたりに規約から削除されていたみたいだね。 で、さらにその文章で興味深かったのは、最近のチームオーダー(含む、みたいなもの)は、チャンピオンシップに関係して、ポイントをたくさ…

さよならF1 その四

さて、その後もネット上には、昨今のF1とは縁遠いかつての関係者のコメントがずらりと並んでいるが、それらは一様にベッテル批判の論調となっている。そんなにチームオーダーっていうのが完全復活していて、さらに金科玉条のごとくの存在となっていたのか…

さよならF1 その三

マレーシアグランプリで面白かったレース以外のシーンといえば、無料放送の中でだけど、ハミルトンが去年まで所属していたマクラーレンのピットに間違えて入ってしまった場面と、終盤にイラついているレッドブルのエイドリアン・ニューエイとメルセデスのロ…

さよならF1 その二

マレーシアグランプリの話の続き。 そんなこんなで、レースは終わり。そこそこ面白かったわい。あとは表彰式とインタビューだなもし、とそれを待っているのだが、そこへ向かうベッテルとマッサはいい感じだった。マッサもあの事故からよく立ち直ったよね。 …

さよならF1 その一

昨晩のF1マレーシアGPなんだけど、いったいアレはなんだったのだろう。馬場アナウンサーがドライバーの名前を間違えるのは、まあご愛嬌。ちょっと多すぎたけどね。 それをフォローしない片山さんは、はたしてちゃんと見ているのかやや疑問。アロンソのフ…

時を隔てて、私を射る本

昨日の夕刊の社会面で、経済学者であり、アジア学者でもあり、なによりも民衆の側からの報告者であった村井吉敬さんが亡くなったことを知った。 70年代の最後の頃だろうか、友人の紹介でほんの少しだけお目に掛かったことがある。それは上智大学の構内だっ…

さよなら、『ぼっけもん』、早すぎるぜ

昨夜のネットのニュースで、いわしげ孝さんが亡くなったことを知る。私にとっては『ぼっけもん』の作者である岩重孝さん、である。いわしげさんと書かれていたので、一瞬誰のことかわからなかった。まだ五八歳だという。若過ぎる。 いつごろだろうか、学生時…

なんのこっちゃ的ソラリス短歌

オキシタケヒコさんの「遊星からの物体X」短歌に影響されて、ツイッターになんちゃって「惑星ソラリス」短歌を書いてみましたが、ここではさらに四つほど増やして、順番変えて、ちょこっと直したりしたものを載っけてみます。 映画を観てない人には、毎度の…

石を投げればレンズに収まる。

いつものように公園を歩いていると、今度は大の大人が石を拾って、池のなかの水鳥に向けて投げている。私がその場に行くまで、何度も繰り返していたようだ。それもかなり屈強そうな体格。うーむ、鳥に石を投げて何が面白いのだろう。 しかし、意志薄弱な私は…

鼠一匹、大山鳴動

今回の東京電力福島第一原子力発電所(長いけどちゃんと書く)の停電事件(事故とは書かない)は、なんとまあ一匹のネズミによって引き起こされたようだ。 どうにかこうにか全面的な放射能の漏えいを防いでいる状態が、このようにいともたやすく危機的状態に…

保護という名の圧殺

昨日、渡良瀬遊水地のヨシ焼きのことを書いたけれど、当然のことにそんなイベントは足尾鉱毒事件を連想させる。 私は三十年以上前に、大学の課外授業でその地を訪れたことがある。田中正造を研究している教授が中心となって、貸切バスで出掛けたのだが、単位…

豪快なる拡散事業

昨日のニョース。 渡良瀬遊水地でヨシ焼きとか。原発事故以来、降り積もった放射性物質の拡散を危惧して今まで行われてこなかったが、専門家の問題なしとの判断の元、今年は再開されるとのこと。その専門家の弁をぜひ聴きたい。 しかしまさに「想定外」にも…

今日が晴れてて、よかった。

墓参りの行きに、花束を持つ人の姿ちらほら。 気候はおだやか、コートも脱いで、マフラーも外して、墓地の階段を昇る。 花をたむけ、線香をともす。 合わせた手の内側にはたして何が。 死に親しみを感じる春の日。近き人の内に使者の数が多くなる。花の黄色…

花は咲けども、岩淵の、塵一つだに、無きぞ過ぎたり

気象庁の人が靖国神社にやってきて、桜を眺めてのいつもの開花宣言。いまやマスメディアの風物詩だね。 ということで、こちらも桜の花の満開の写真をアップ。ただしこちらはもちろん数年前の桜。まだこの国に、それほど放射性物質が漂っていなかった頃の、青…

梅は咲いたか、桜は、たぶん明日

埋め草、ならぬ埋め花、ではなく梅の花。

パーソナル・ダークスペース

某公園の子どもたち、何をやっているのかと思えば、光がまぶしすぎるのか、ジャケットの中でおのおのゲームの世界に入っているのでした。

壇上の夜13

そんなこんなで、会場を徘徊すると、井手さんが若い女性と歓談しているのを発見したので、ちょっかいを出しに割り込む。 ご紹介いただいたその女性は、pippoさん。 「あ、あの着物でいろんな古本屋さんを巡っていらっしゃる……」と早合点すると、それは…

壇上の夜12

間違いをぽろぽろとそこらへんにまき散らしている人生、今回もまたまたやらかしてしまいました。井手さん、すみませんでした。 というわけで、ごめんなさいと、宴は続くのだが、私がビールの栓を抜いて注いだまま放置してたグラスは、誰も手をつけようとはし…

壇上の夜11

というわけで、言語世界の奥深さにめまいさえ感じつつ、講演会は終わり、みんなで記念写真とあいなった。撮影するのは開会前から撮りまくっていたスレンダーな長い髪の女性カメラマン。みんなが演壇近くに集まると、彼女から列の並び方が支持される、って、…

壇上の夜10

あれれれ、下書き保存した文章が消えている、って、自分がしでかしたヘマなのだけど、わずかに凹みつつも壇上の夜は続く。 ということで、理事長と副理事長の見事なあいさつに、観衆の期待と興奮はさらに高まり、そのハードルは天井に着きそうである。そんな…

壇上の夜09

というわけで、これかの飲みの準備をせんとや、とトイレに立つ。と帰りにその出入口で井手さんと遭遇。はい、お互い準備は怠らない。 また椅子に座って文庫本を読みつつ時間をつぶしていると、東京創元社の小浜さんがいらしたので、そのままよもやま話。とす…

壇上の夜08

ということで、どうやら壇上の夜[延長戦]。 三月二日は休肝日。特に何かの異変があるわけではないけど、とりあえずの明日への備え。 で、その三日、本日は第6回「わたくし、つまりNobody賞」の表彰式と記念講演会があるのだった。今回の受賞者は英明…

壇上の夜07

おっと忘れていた、ということで、東京會舘から二次会までの旅路はタクシーで、つつと、私が助手席に乗って地図を運転手さんに見せて、レッツら、ゴー。車内ではいろいろと危ない話を連発しつつ、岡和田さんによると、どうやら私はそうとうに腹黒い人物だと…

壇上の夜06

ということで、会場でいろいろと貪りつつ、いろいろな人にご挨拶。 宮野さんに会ったとき、「ここのオムレツ、おいしいんですよ」と誘われたので、その前にできていた行列に並ぶ。昨年もこんな列ができていて、いったいなんだろ、と思っていたが、コックさん…

壇上の夜05

というわけで、あまりにあまりに個人的な「壇上の夜」はさらに続きます。 そういえば、この夜の一部のツイッターは池澤春菜さんの話題で持ちきりだったよね。あのとき、握手でもさせてもらえばよかったのに、と後のお祭り。 SF大賞の選考委員の堀晃さんに…

壇上の夜04

というわけで、日本SF大賞の講評を述べる宮部さんなのだが、それがもう魅力あふるる語り口で、会衆はとてもカワユいファッションとのダブルパンチ的に魅了されたのでした。 わが青年も、宮部さんがこれほどまでの絶賛したのだから、読まないわけにはいかな…

壇上の夜03

というわけで、その青年とともに「徳間文芸賞贈賞式&祝賀の宴」の受付に向かう。と隣に勝山海百合さんを発見。 「あー、忍澤さんだ。ありがとう、選んでくれて」と彼女からあの微笑みをいただく。一瞬なんのことかわからなかったけど、そう「SFが読みたい…

壇上の夜02

というわけで、東京會舘には4時少し前に到着。まだ雨は降り出してはいない。 日本SF作家クラブ総会のためにエレベーターに飛び乗ると、偶然にも瀬名秀明会長といっしょになる。まずは、お疲れさまです、と挨拶。そしてとある原稿に関してのお礼を伝える。…