2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

季節の草花 その十七

「時をかける初老」絶賛進行中! つて別に意味ありません、はい。 勿忘草、つまり忘れな草なんだけど、うーむ、今日日(きょうび)辛い感じの名前ではありますな。 昔むかしのその昔、川辺に咲く花を姫に捧げようとした男が足を滑らしたかで、溺れてしまい、…

季節の草花 その十六

さても矢車草、ええっと、恥ずかしながらまずその矢車が曖昧。 確かこいのぼりのてっぺんでクルクルと回っていた何か、とあやふやな記憶を補完するつもりで画像検索すると、多く出てくるのはなにやらのアクションスター、ではなく、なるほど弓矢の矢の羽根(…

季節の草花 その十五

ということで、カキツバタをもう一枚。このあたりは公園事務所が養生のために、池の底にネットを張っているのだけれど、注意書きを見ずに釣りをして、針を引っ掻ける人がいるみたい。 で、池を見ずに魚を得ること与たわず、なのか、そこで釣果のあった人を見…

季節の草花 その十四

いずれアヤメかカキツバタ、といっても、公園がカキツバタといっているので、そうなんでしょうね。このあたり、カワセミをよく見かけていたのですが、あの大雪の日以来、見かけることはなくなりました。

季節の草花 その十三

まるで花になろうとしてなれなかった葉っぱ、のようにベニカナメモチ。 いえいえ、花より葉っぱの方が、ねえ奥さん……。

季節の草花 その十二

いつも歩く公園のすぐ近くにはサクラソウの養生施設(だっけ)があって、年に一度だけ無料開放している。逆にいえばその期間ぐらいしか咲いていないことになるのかな。 ということで、今年も散歩のついでに寄ってはみたけれど、最初は花もチラホラほど、若干…

季節の草花 その十一

しかしこの季節、公園なんぞを歩けばまさにツツジだらけとあいなる始末。もちろかとてもキレイなのだけど、なぜか愛でるという花ではない(はい、偏見です)ような気もする。ということで(もないけれど)の再登場です。

季節の草花 その十

こでまり、というそうだが、こちらはなんというか、てづまり、かなぁ。

季節の草花 その九

さて、東京で桜の花の満開だったのはいつごろだっただろうか。公園を薄桃色に染め上げて、その木々の勝利を高らかに桜花、じゃなくて謳歌していたのも、今は昔、時のうつろいの無残さを現すように、そのすべては桃色の水面としてしばし揺れるだけ。 そのあと…

季節の草花 その八

ツツジの間からひっこり顔を出すヒメジオン。という名前さえ今回初めて知った。雑草だけど、誰も抜こうとはしないようだ。そもそも雑草とそうでないものの違いがチトわからない。人が植えていないのに、生えてくるのが雑草なのかしらん。ほかに野草という言…

季節の草花 その七

小学一年のとき、チューリップの絵を見たまんまに描いていると、先生から上の「ギザギザの数は三つがいいかな、花びらが三枚だからね」といわれたことがある。 私の絵は花の口の部分がのこぎりの歯のようだったのだ。 確かに後で知ったのだが、花びらのよう…

季節の草花 その六

本日はマーガレット。 ということで、たこ焼きのおいしいマーガレットをネタにしたSFのようなものを思いついたのだけど、それはまた後日。

季節の草花 その五

そして公園のネームプレートというか、ネームロックあたりはツツジが咲き揃う。こちらも濃い桃色に淡い桃色。昨日はピンクと書いておきながらも、今日は桃色なのである。 昆虫学などはまったく知らない者の勝手極まる感慨だが、虫や蝶たちの好む色と人間が心…

季節の草花 その四

最寄りの駅前ロータリーをグルリと回り、途中でおにぎりを買いつつ公園に向かうと街路樹ははなみずきただ今満開中。この隣の駅までつながっている通りには、数多くのはなみずきが植えられていて、白やピンクの花が今が盛りと咲いている。まるで赤白の横断幕…

季節の草花 その三

そうそう、ブックオフ閉店セールで買った本たちが積読のまま、私に強い視線を投げかけていますが、どっこい感受性は豊かくんではありませんので、大丈夫。 で、四月の草花スケッチは続く。 昨日のダイソーは造花だったのだけど、その横にまたドカンとやや元…

季節の草花 その二

なにごとにも安直がいちはんと心得る太、いえ不届き者ゆえに、さてとカメラを片手に住める集合住宅を出て、ものの10秒もしないうちに撮影したのが、一昨日と昨日の写真。マンション周辺の歩道に咲く花は、管理人さんたちの日頃の手入れによって、いつもき…

季節の草花 その一

ということで、いろいろとあってボーっとしていたら、このような埋め草花の季節とあいなってしまいました。これもあれもそれも私の太く、いえ不徳のいたすところであります。

いざ川崎

はい、四月十二と十三日に「はるこん」に行ってまいりました。 十二日はやや胃の痛みキリキリ感が薄くなったけれど、やはりいろいろと興味深さいっぱいの「第五回創元SF短編賞結果発表会」。 まさに三者三様の、藤井太洋さん、勝山海百合さん、下永聖高に…

こんな感じのパソコン

ちなみに「SF乱学講座」で使っていた私のパソコンはこんな感じでした。 もちろん私がアニメマニアとか、そういったことではまったくなく、これはバリトンサックス奏者であり、SF愛好家でもある吉田隆一さんが率いているblacksheepのアルバム「メビウス-∞…

父のいない家

おっと、またまたどんどんと脇道へと進路を取ってしまいましたが、それをチト戻す。 今まで書いてきたように「惑星ソラリス」までの作品は、自らの体験を転化したように失われた父性を求めていましたが、「鏡」をターニングポイントに父性を放つようになった…

記憶違いによる「顔出し」

ちなみに「鏡」におけるタルココフスキーの恥ずかしさの一つといえるのが、といっても私が勝手に思っているだけなのですが、ラスト近くに病人として登場する彼です。 そこでは役割が明確でない婦人と彼女の使用人らしき年配の女性、そして医師に囲まれる形で…

分岐点としての「鏡」

ということで、明日というか今日なのですが。 スミマセン、ちょっとサボりました。 願望の成就とか願いの実現などと昨日書きましたが、こういったテーマはタルコフスキーに限らず、多くの映画の基本的なテーマではあります。 ただ彼の場合はそれを映像の中で…

父親との和解後のテーマ

そしてタルコフスキーは、願望や夢を具現化するというレムの設定をハリーの生成だけに留めず、母親やそして父親と家をも生成させました。 しかもアンナというおばさんと実在のアンナという名の義母の写真を紛れ込ませることで、クリスの家系を自分のそれとダ…

夢に夢を見る男

さてそれではSF乱学講座で到達できなかった「惑星ソラリス」についての総論的なモノを、思いつくままにつらつらと書いていきます。 まず一つはどうしてタルコフスキーはレムの「ソラリス」を映画化したかったのか、といった点ですが、その要因の一つと考え…

図書室の後で

はい、SF乱学講座ですが、『惑星ソラリス』についていろいろと述べてまいりました。まさにいろいろと反省すべき点、多々ではあります。 特に時間の配分に配慮が足りず、その結果として映画の後半部分に触れられず、総論的な話もできませんでした。ごめんな…

クイズの答え

はい、昨日のクイズ(?)の正解は……、 ヘルマン・ヘッセの『ガラス玉演戯』(復刊ドットコム)でした。 『モロイ』の右にチラリと出ていたのは、「演」という字のさんずいの部分です。 タルコフスキーは日記の中で何度もこの小説に言及していて、気に入った部分…

タルコフスキーの82回目の誕生日

4月4日はアンドレイ・タルコフスキーの82回目の誕生日です。 82歳の誕生日といえないのが、とても残念する。もし1986年に亡くなっていなければ、私たちは彼からどんな作品リストを受け取っていたでしょうか。 私は1977年に「惑星ソラリス」を…

ソ・ソ・ソクラテスか、プーシキンか。

今度の日曜のSF乱学講座で「惑星ソラリス」についての話をさせていただくことになっているので、いろいろと日本語の文献を読み直したり、映像を観直したりしているのだが、今更ながらに新発見があって驚いている。 例えば「惑星ソラリス」の図書室に最初に…

東京オリンピックのソラリス

ネット書店の日本の古本屋で、SFマガジンの1964年10号と11月号を買う。それぞれ600円で、送料込みで1500円也。 すでに12月号から翌年の2月号までの三冊は持っていたので、これでスタニスワフ・レムの『ソラリスの陽のもとに』の最初の掲…

深夜のニュースから

4月1日の12時29分、ロシアのモスフィルムは異例の記者会見を行った。 それによると、モスフィルムの保管庫でソビエト時代の有名な映画監督であるアンドレイ・タルコフスキーの未公開フィルムが発見されたという。 中でも画期的だったのは、タルコフス…