2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ストーカーもなんと先取り

なんと半月も書いていなかったのか、とほほほ、と反省。 で、前回の「私は二十歳」なんだけど、こっちが勝手に驚いたのは、テオ・アンゲロプロスの先取りだけではなかったのです。 あの驚愕の冒頭シーンに続くのが、一見なんの工夫もなくのちに主人公だとわ…

アンゲロプロスを先取り

さて、前回書いたマルレン・フツィエフ監督の「私は20歳(はたち)」(Застава Ильича)だけれど、まずはそのオープニングに驚かされる。 朝の誰もいない街の大通りを革命当時の三人の兵士がカメラの方に向かって、足並みを揃えて近づいてくる。タイトルロー…

若き日のタルコフスキー

最近また、というか相変わらずというか、いいかげんもう飽きたよ、というか、タルコフスキーのことをいろいろと調べている。 で、今回は大学卒業制作作品である「ローラーとバイオリン」を再見。あやふやな記憶が一時だけしゃきりとしたけれど、またゆっくり…

とある小さなレストランの悲劇

いつものようにひさしぶりのアップ(?)は、ちょっとだけ真面目な話。 ふと思いついた円安の弊害について、とある例を今回は開陳してみます。 どんなお店でもいいんですが、ここはわかりやすく材料を輸入に頼っているレストランのお話です。 その小さなレスト…

冬の散歩道