2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

プリンターがアウト

31日中に仕上げなくちゃいけないことがあって、それが昼過ぎまでどうにか終わったんで、チャッチャッとプリントアウト、と思ったらこれがうまくいかない。 この前パソコンがクラッシュしたときに、プリンターのソフトか何かが、どこかへ飛んでいってしまっ…

もしかして本編よりおもしろいかも

先日、『ペーパームーン』をDVDで観た。やっぱりビーター・ボクダノヴィッチはいいなぁ。オニール親子も絶品である。ちょっと彼らのその後は悲しいけれど。まあそれも当人がどう思っているのはわからないし。 で、今回は本編鑑賞の翌日には、オマケで付い…

30年ぶりの期待

「鶴瓶の家族に乾杯」の舞台が沖縄だということで観始めると、訪れるのは読谷村ではないか。これはじっくり観なくてはいけない。 最初に登場したオヤジからして、まさに「紅の豚」だと思ったら、ツレにその発言を越されたしまった。あーあ、いいなぁ。キャラ…

地球は青いばかりではなかった。

(昨日の続き) しかし残念ながら、彼女が大写しになったとき、ああまた青春のシンボルが消えていったのだ、と確認せざるを得なかったのである(めちゃくちゃ大袈裟です)。 そういえば、隣のおじさんもその瞬間にため息なんぞをついて、しばらくすると心地…

また終わらない

先日、映画館で映画を観た。いやはやこう書くのは久しぶりである。この前映画館で映画を観たのは、いったいいつ頃で、ええっと何っていうタイトルだったっけ。 アッ、アレか。 でも恥ずかしいから題名は書かないことにする。もしかすると、このブログのずっ…

今年は蝶をあまり見ない

木々の影青くゆるるはてふいっとう父か母かな暗きに消えゆ

双眼鏡で期待はハズレ

遠き空UFOのごとく浮かびたる飛行船にて夕日に溶けむ

残り少なき時間まで

ベランダの落ちたるセミに指をくれからげる足で空へと放つ

秋の気配を採りて帰る

トンボ採り人にもらいて帰る道ほちゅう網の白くふくるる

名盤と同い年

この前、マイルス・デイビスのマラソンセッションのことをチラリと書いた。そしたらSF作家の堀晃さんがご自身のブログに、リラクシンを聴いた、と書き込んでいらした。偶然だとは思うけど、なにやらうれしい。 そうそう、あのマイルスが渋い声で「ブロック…

残りの楽しい日々

はい、本日は私の誕生日、ということでささやかな宴で静かにツレが祝ってくれた。 昔はこの日が学校の夏休み中の登校日にもなっていたけど、それはまた楽しい夏休みの残りの日々を確認する日でもあった。先生たちの給料日だったって知ったのは、だいぶ後のこ…

『惑星ソラリス』の引き立て役

ソダーバーグ版の『ソラリス』を観る。今度で2度目。たぶんこのタイトルでなかったら、観ることはもうなかった映画だろう。まあ、私がタルコフスキーの『惑星ソラリス』にどっぷりとはまっていて、レムの『ソラリス』を(できるだけ)じっくりと読んでいて…

機械の名前

福島第1原発で、やっと日本製の汚染水浄化装置、通称サリーが稼動するらしい。サリーといえば、やっぱり岸部一徳さんだけど、うーむ、若い人にはわからない。 そしてもっとポピュラーなのが「サリーちゃん」ではある。ツレに「サリーちゃんのマハリク、マハ…

某月某日某氏の晴れ姿

お知らせするのが遅くなりましたが、作家の松崎有理さんが自身のホームページで、創元SF短編賞の贈呈式とイベントのレポートをしています。その中に、チラリと私も出ていますので、ご興味のある方は探してみてください。イベント詳細レポートというところ…

風景のその後

今日、駅前を歩いたらひろこさんに捧げる花や供物がさらに増えていた。 花束が4束ぐらい、ジュースなどの飲み物が十数本、そしてお菓子などもたくさん、それらはまだまだ増えるかもしれない。 この駅を使う人なら彼女のことを知らない人はいなかっただろう…

少し変わった風景

昨日、外出から戻ると駅近くのガード下の駐輪場に花と供物が・・・。いったい何がと考えつつも、ふと思い当たることがある。家に着いてから地域の私的サイトを見ると、やはりそうだったのだ。 私がここに引っ越してきたのは、9年ほど前だがその頃も駅の周辺…

マイルスにまいるス

ということで、昨日書いたマイルスのマラソンセッションを聴いてみた。といっても、4枚全部じゃないけれどね。 その4枚というのはご存知のように「リラクシン」、「クッキン」、「スティーミン」、そして「ワーキン」。マイルス・デイビス・クインテットが…

私のMD利用法

数年前に買い換えたクルマに付いていたのは、なんとMD再生機。しょうがないから、家庭用のMD録音再生機を買ってきて、J.J.ジョンソンとか、ビル・エバンスとかをいろいろとダビングしては、それをクルマで聴いていたのだけれど、なんとそのMDがチャ…

映画人生の大団円的役どころ

以前から友人に薦められていた『グラン・トリノ』を昨晩やっと観る。実にいい。 イーストウッドはあれだけ歳をとっていながら、こんな芝居ができるのだという、まさに画期的な役どころ。とうぜん年齢的には老人なんだけど、老人を演じてはいないもんね。 英…

輻射点はペルセウス座

昨晩か今晩ぐらいがペルセウス座流星群の極大なのだという。しかし当地は曇天ゆえに、夜空見上げても、何も見えない。 この星座の名前が冠された流星群とは、いったいどういうものなのか、と説明するときは、相手の天文の知識をしっかり見極めないと、時間ば…

20年ぶりのオオエの健ちゃん

本日、大江健三郎さんの『治療塔』読了。 しかし、うーむ、微妙だ。SF的なエンタメ性は最初から期待していなかったのだけれど、他の作品に感じられたキリキリとした緊張感というか、スベスベした静謐感があまり伝わってはこない。これはつまりいつもの私小…

いろんな海を読んでみたい

森見登美彦さんの『ペンギン・ハイウェイ』を昨日読了。 実はアルセーニー・タルコフスキー(*)の詩集を翻訳した坂庭淳史さんのブログに、この本と『ソラリス』との関係が書いてあったので、勇んで読み進めたというわけです。それに日本SF大賞も受賞して…

『鏡』の前では正座して

先日、また『惑星ソラリス』を観てしまったと書いたけれども、実をいうとそのまま勢いで、『鏡』も鑑賞してしまったのだ。まあ『鏡』は『惑星ソラリス』ほど頻繁には観ていないけれど、それでも4回目ぐらいになるだろうか。 しかし今回は鑑賞態度に問題があ…

バーデコヤの子守唄

(昨日の続き) しかし一回で書こうと思ったのに、こんなに続いてしまうとは。つくづく「短編」には向いていないのかも、といってみたりもする。 てなことで、イベントは進み、アレレレ、小浜さんが特別賞の受賞者も舞台に呼んでいるではないか。大森賞の片…

トークの勘どころ

(昨日の続き) で、始まった第2回創元SF短編賞の表彰式&トークイベントだけど、そういえば前の方にイベント名の掲示がないよね。たしか第1回のときはあったような気がするけど、まっ、いいか。 話は『結晶銀河』全体とその周辺、そしてSF短編賞へと及…

みなさん、はじめまして

昨日は、「第2回創元SF短編賞」の表彰式&イベントに行ってまいりました。久しぶりの地下鉄飯田橋駅で、一瞬方向感覚を失ないつつ、そこはしっかり補助ロケットで修正と、早くもSFモードってか。 会場はメインストリートから脇道にちょっと入った多目的…

ソラリスの迷宮

昨日はタルコフスキーの映画『惑星ソラリス』を観た。はたして何回目なのだろうか。たぶん10回は観てるはず。1978年にこの映画と初対面してから、もう33年になるのか。しかしますますソラリスの迷宮にはまっていくようで、コワイというか、ココチイ…

永遠の幼稚園児

先月のことだけれど、東京近代美術館で開催されていた『パウル・クレー展』に行ってきました。会期末とあって、会場はかなりの人出だが、チケット売り場で待つというほどではない。 クレーは昔から好きな画家の一人だけど、展覧会は初めて、でまず驚いたのが…

不思議なニュース

共同通信発の記事として、東京新聞のサイトが「東京電力福島第1原発の1から3号機の原子炉への注水システムは停止しても30分から3時間ほどで復旧できると、原子力安全・保安院に伝えた」と報じている。 というのも、「炉心温度が1200度になると燃料…

まだ聴こえてる。

先月亡くなった原田芳雄さんとは、一度だけすれ違ったことがある。 確か1976年のことだったと思う。おっと、もう35年も前のことじゃないか。 あの当時はよく、TBSラジオの故林美雄さんがパーソナリティを務めるパック・イン・ミュージックを聴いて…