2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧
(昨日の続き) 『地球の危機』(「Voyage to the bottom of the sea」)とカップリングされていたのが『地底探検』。こちらの原題は「Journey to the center of the earth」なので紛らわしくはない。 冒険隊隊長にして博士役のジェームズ・メイスンは人目でわ…
数年前から50〜60年代のSF映画に少し興味が出てきて、アマゾンなんかで廉価版を見つけるとついクリックしてしまうのだが、先日も『地球の危機』と『地底探検』が一枚のDVDに入ったものを買ってしまった。 『地球の危機』なんて、あまりに茫漠とした…
『ヒトラーの贋札』を録画DVDで観たら、最初の戦争終結を感じさせるシーンで、浜辺に白と赤の旗がたなびいている。おっと、これはポーランドの旗だな。しかしなんとも風光明媚な海岸ではないか、グダンスク(ここしか知らない)あたりにこんな場所があった…
おっと、今日の朝日新聞の一面トップに懐かしのアポロ計画の写真が。なんだなんだと見てみると、なんとNASAが月面の立ち入れ禁止区域を設定するとか。ええっ、昨日私が書いたように原子力電源が危険なので立ち入り禁止にするのか、と思いきや、なんとな…
新しい火星探査体がNASAによって打ち上げられた。規模は今までの5倍ほどだという。そんな記事の中で気になったのは、火星に着陸するその探査体にはプルトニウムの崩壊熱によって発電する装置が組み込まれているということだ。ド素人にはまったくわから…
健康診断の結果を超近くの病院に聞きにいく。平日だからなのか、待合室は健康なお年寄りで満員。30分以上も待ってから診察室に呼ばれる。ポンチョを着てメキシカンギターを持たせると似合いそうな院長が、検査の結果をやや思わせぶりにひとつひとつ報告す…
(昨日の続き) 都電は鬼子母神を出てから三つ目の駅あたりで空いてくる。乗ったときはけっこう明るかった空はどんどんと暗くなっていく。あれ、変だなと思っていると下車した二人のオバサンが喚声が上がるが何を言っているのかはわからない。とにかく彼女らは…
(昨日の続き) そういったわけで鬼子母神の手作り市と古本市を楽しんだあと、ツレはどういうわけか北千住に行きたいという。どうやらそこにある店に何チャラの服を取り置きしてもらっているらしい。 問題はどうやって行くかだが、そうそう鬼子母神の前には都…
一昨日の日曜日は前日の雨降りとはうってかわって快晴に恵まれた。ということで、ツレといっしょに鬼子母神の手作り市と古本市に出掛けてみることにした。 しかし何事にもスローモーな我々のこと、現地に着いたのはすでに2時を過ぎている。でも市は4時まで…
BSで23日と24日の午後、立て続けにビクトル・エリセ監督の『ミツバチのささやき』と『エル・スール』が放送される予定とのこと。まだ観ていない人がいたら、最大級のお勧めなのだ。 特に『ミツバチのささやき』はマイ・ベスト5に入る映画。深読みでき…
夕食のグラスに2杯のワインがことのほか効いて、『江』を夢うつつで観つつも、9時あたりからソファで3時間ほどうたた寝をする。しかも寝っ転ろがるのではなく、座ったまま、つまりテレビを観た姿勢のままである。いやはやこんなことは初めてだ。 私はこの…
(昨日の続き) そういえば、松崎有理さんの『あがり』(東京創元社)では、いろんなところで指摘されているけれどカタカナ語がことごとく排除されている。そして逆に数少ない名前のある登場人物はカタカナの表記だ。しかしそのことで重要な登場人物は漢字と…
遅ればせながら松崎有理さんの『あがり』(東京創元社)を読了。その独特のテイストを堪能し、かつて体験したことのない感覚に包まれる。 いま突然思いついたのだけど、このテイストを「ほんわか・キリリ」と名付けることにしよう。 この短編集の登場人物は、…
駅近くの居酒屋が昨日と今日だけすべて半額というので、ツレと二人で出掛けてみた。 と、駅前にはお兄さんお姉さんが総勢7、8人で呼び込みをしている。半額なのだからそれなりに客は入っているのだろうと思ったが、このご時勢そんなに甘いもんじゃおません…
(一昨日の続き) さて、飲みに行った友人宅で私はいろんなお土産をもらったのだが、その中の一つ、というか六個がUFOのミニチュアなのである。考えてみれば、ヒコーキやロケット、潜水艦にクルマや宇宙船などいろんなミニチュアを買ったりもらったりしてき…
テレビ放映の『ブレードランナー・ファイナルカット』を観る。画像は格段に美しくなっている。しかし25年以上前に衝撃を与えてくれたレイチェルはそこにはいない。いやいるんだ。いないのはこっちの方だよね。 今回の放送のあといろいろとネットを見ていた…
数日前、中学時代からの友人宅に飲みに行く。 「三つ子の魂、百まで」ではないが、当時からドイツ軍の意匠大好き少年だった彼の趣向は未だ変わらず、心優しき理解者である私を、彼が集めまくったミニチュアが迎えてくれる。 彼の家族は妻と娘が二人。まあ彼…
数日前にテレビ放映で2003年制作のロシア映画『父、帰る』を観る。 なんとも不思議な魅力を湛えた映画だった。 以下、ネタバレてます。 アンドレイとイワンの兄弟二人と母、そして祖母の四人で暮らしていた一家に父親が12年ぶりに帰ってくる。兄弟は父…
昨夜の冷たい雨が上がって、今日はとてもいい天気だ。 ふと近くの公園に目をやると、カモメが気持ち良さそうに飛んでいる。 たぶん、今年の冬の初めての到来なのではないだろうか。 ここに住むようになって10度目の冬か。 あまりにいろんなことがあり過ぎ…
ヨーロッパのお騒がせオジサンであるギリシャのパパンドレウ首相が辞任した。一国のえらいさんをお騒がせオジサンなどといっては失礼千万だとは思うけれど、やはり一応決まったEUの対応策に「やっぱ国民に聞いてみないと・・」といったいすると、おいおい…
DVDも持っているけど、今日の午後BSでタルコフスキーの『サクリファイス』を放映するということで、改めて観ることにした。ホントいい色だ。美しい写真集のページをゆっくりとめくるようにシーンが展開する。 そしてこの映画は長回しが多い。主人公と子…
先週の「野田ともうします2」を見逃してしまった。で、どっかに動画でもアップされていないかと探すと、本元のNHKのホームページで次週の回まで公開していることを知った。 これでもう土曜日の夜、5分番組のためにチャンネルを合わせるためにジタバタし…
数日前のことだけど、どこかのラジコン飛行機大会の様子がニュースで伝えられていた。その中でフィチャーされていたのはなんとあの「富嶽」ではないか。 いっしょに観ていたツレは「あんなに大きな旅客機があったのね」という。おおっ、確かにニュースのコメ…
タルコフスキーが脚本に末席で参加したという映画『特攻大戦略(Один шанс из тысячи、またはodin shans iz tysyachi)』についてちょっと調べてみた。 英文のタイトルは『One Chane in One Thousand』で、千に一度の…
佐藤泰志さんの『もうひとつの朝─初期作品集』を読む。 読み進めるにつれ、書き手が「作家」にゆっくりとなっていく過程そのものを感じさせる。 十代の頃の作品は表現が過剰で、時代背景もダイレクトに反映している。しかしそれがまた十代なのだろう。とにか…
テレビドラマ『火車』を観た。原作を読んでいないのだけれど、ドラマとしてはなかなか良くできていると思う。まあ、あれを校庭に埋めるのは難しいし、その必然性もないと思うのだけれど。 で、このドラマで安心するのが、携帯電話が出てこないところだ。ちょ…
あまりに私室が乱雑になっていたので、数日かけて整理をした。まだまだ不十分なのだけど、その作業中にいろんなものが見つかる。 その中の一つがこの一枚のメモ。そこにはアーサー・C・クラークとスタンリー・キューブリック、それにスタニスワフ・レムとア…
近頃は公園を歩くときには必ず小さな双眼鏡を持って出ることにしている。もちろん、カワセミを見るためだ。 今日は三人のカメラマンが遠くの枝で休んでいるカワセミに焦点を合わせていた。彼らはどうも顔見知りのようで、レンズの性能のカメラの機種について…
で、早速ネットでタルコフスキーが脚本で参加したという、『特攻大戦略』を観てみました。 アナトリー・ソロニーツィンらの落下傘部隊数人は敵占領地に降下、その土地のパルチザンと協力してドイツ軍の情報を得るために、アナトリーは1人ドイツ軍将校(ゲシ…
高田馬場の早稲田松竹では4日まで、タルコフスキーの『惑星ソラリス』と『鏡』が上映中だ。DVDでは何回観たかわからないけれど、映画館のスクリーンではしぱらく観ていない。うーむ、いってみたい気がするのだが、この段階でまた何かを発見してしまうと…