コンテナ・コレクション04

oshikun2010-08-01

 みっともなくも、続けざまの困ったときのコンテナ・コレクションではある。今回のコレクション04は、実は03と直線距離で100メートルも離れていないような場所にある。
 そこここに見受けられる錆からすると、03よりも古いようだ。すると04の成功を見て、03がつくられたのかもしれない。
 ところで前回03のことを、ピカピカの銀色と書いたけれど、こちらは明確にグレーなのである。で、気がついた。どうもこの銀色=シルバーとグレーの違いに、微妙なあんばいがあるようだ。早い話、グレーでも、光の加減でシルバーに見えなくもない。
 そういえば印刷でも、しっかりとした銀色にするには、お金の掛かるインクの特色を使わなくてはならないが、単純な灰色なら、ブラックの単色でパーセンテージを工夫すればいいだけだ。でもそれでは芸がないと、デザイナーは印刷に用いられる四色を駆使して、なんとなくシルバーに見えなくもない、グレーを作り出す。
 実際、特色なんかを使うと、その色が他から浮き出てしまうのに対して、こちらなら周辺との調和が守られる。つまりグレーがほんもののシルバーよりも銀色っぽく見えるということになる。
 ということで、コンテナからちょっと脱線したお話でした。