リアルタイムの現実

 「ふくいちライブカメラ」というネット中継カメラがある。名前からすると、福島のローカルテレビ局のカメラかなと思ってしまうが、さにあらず。東京電力福島第1原子力発電所の1号機から4号機までの姿を、ライブで公開しているカメラなのだ。
 いつからだかは忘れたが、比較的最近設置されたもので、映像はカメラが傾いていて、やや右が沈んでいる。
 そしてよく見ると、本来垂直であるべき手前の電灯とその先にある鉄塔が、違った方向を向いているのだ。地震の影響だろうか。
 最近はポーッとこの映像を眺めている。昼は雲が動いたり、木々が揺れたり、あるいは霧で何も見えなくなったりしている。夜は照明で浮き上がっているが、光があたる場所がその日によっていろいろと異なっている。
 そしてさっきから(13日午前1時ぐらい)見ていると、なにやら4号機の上部から蒸気か煙のようなものが出続けているのだ。これも霧か何かであって欲しいのだが。