[お知らせ]

 2014年版「SFが読みたい」(早川書房)誌上で、マイ・ベスト国内篇のアンケートを掲載していただきました。しかし最初にお送りした一作が編集部のご指摘で今回の該当作ではなかったことがわかり、それを入れ替えて本文を書き直し、再度お届けしましたのですが、残念ながら掲載された本文は最初のままでした。そこでその本文をここにアップさせていただくことにします。

 またしても個人的趣向の強いラインナップ。一番目は一行目から異界へとぐいぐいと引き込む深き幻想力に、二番目は物語と現実と摩擦が生み出すキリキリとした心地よき緊張感に、三番目は震災時に突然断ち切られた市井の人々の思いを編んでいく優しさに、四番目は震災以降の日常を未来的視座で描く想像力に、五番目はSF作品の情景に音で構築する感性にときめきました。ちなみにこのCDの吉田隆一さんのライナーノートは必読です。
 以上です。本文だけだと理解不能なので、私のベスト5も以下載せておきます。

○『皆勤の徒』酉島伝法
○『ヨハネスブルグの天使たち』宮内悠介
○『想像ラジオ』いとうせいこう
○『All those moments will be in time』西島大介
○「∞-メビウス-」blacksheep