季節の草花 その五

 そして公園のネームプレートというか、ネームロックあたりはツツジが咲き揃う。こちらも濃い桃色に淡い桃色。昨日はピンクと書いておきながらも、今日は桃色なのである。
 昆虫学などはまったく知らない者の勝手極まる感慨だが、虫や蝶たちの好む色と人間が心地いい色が同じでよかったなぁ、と思う。
 ツツジの花は少しねばねばするという幼い頃の記憶があって、そんなことをいいながら触ろうとすると、ツレが瞬殺で「汚いからやめなさい」という。
 はい、私は三歳児よりも素直である。