口上

いつもの一言

散歩の途中で、飲む一杯のコーヒー、読む本の一ページ、ちょっと見回す風景。そんなとき、いつもと違う思いが、ふと浮かんでくるかもしれません。例えば、好きな映画や小説について、そんな浮かび上がってきた「何か」を、ここで書き留めてみたいと思います…

しばし惰眠

続く、と書いておきながら、まったく続けていないこと、早二か月以上。 すみません、ごめんなさい、とここでは一応の生存確認をして、またしばし眠ります。重ねて、申し訳ない。

「佐藤泰志−死から回生への物語」について その一

本日、28日の北海道新聞夕刊に、連載企画「現代北海道文学」の第七回として、「佐藤泰志−死から回生への物語」を書かせていただきました。 佐藤泰志は1990年の十月、ちょうど今から四半世紀前に、自死した純文学作家ですが、死後しばらく発行された単行…

2010年の残りの日々

明けましてオメデトウございます。 さて今年も残すところあと365日となりました。 ボーッとしていると、アッという間に紅白歌合戦を観ていそうで、ちょっと不安です。 人生の残り時間を考えると、益々、一年一年、一日一日を大事にしなくてはいけないと思う…

2009年へのご挨拶

気持ちの数だけの花を 2009年にも今日でお別れです。 別れはいつもツライものですが、 特に今年はいろいろとありましたから、 このお別れは感慨もひとしおです。 しかしそんな気持ちも来年になれば、たぶん忘却の彼方、 向こうで大きく手を振っていても、気…

最初の一歩

子供の頃は、どうして大人は散歩などするのだろうと思っていた。 もう40年以上の昔の話だが、家の中にいることに飽きた父親が、「ちょっと散歩にいってくる」という。私が「どこへいくの」と声をかけると、彼の答えは「散歩なんだから、どこにもいかないよ」…