「ひな祭り」から遠く離れて

oshikun2010-03-03

 今日は「ひな祭り」ってことで、ウチでもこんな桜餅(下の写真)を食べたのではあった。
 しかし、食べてフト思う。そもそも「ひな祭り」とはなんぞやと。このあたりをネットで調べたりすると、迷宮に入り込みかねないので、古式ゆかしく辞書で調べてみると、いとも簡単、「3月3日、雛人形を並べて遊ぶお祭り」とある。別名は「桃の節句」。雛とは粘土や紙で作られた人形。節句とは五節句の一つで、じゃ五節句とは見ると出ていない。もちろん3月3日の由来もない。
 そこで隣の百科事典を取り出そうかとも思ったけれど、まあ止しておく。男子が「ひな祭り」をいろいろと調べている図は様にならないし。
 かつては女性シンガーだけが集まって、「ひな祭りコンサート」とかいうイベントが開催されていたけど、その後はどうなったのだろう。
 昔々は誰かの家で巨大な雛飾りの前に甘酒を飲まされて、気持ち悪くなったことがあったっけ。確かに雛あられなどは、この日だけしか食べられなかったはずだ。
 そして子どもの頃、とても不思議だったのは、女の子のお祭りの「桃の節句」が休みではなく、どうして男の子の「端午の節句」だけが「こどもの日」なんていう名前の休日になるのか、ということ。
 もしかすると、あの頃から女子への気遣いを心得ていたのかもしれない。いや、ただ休みの日が増えて欲しいだけだったのかな。
 ともあれ、遥か遠くの記憶の中だけにあるはずだった「ひな祭り」が、忽然と家の中に現れてしまった。
 ハイ、桜餅はたいへん美味しゅうございました。★写真は「ときわ木」の桜餅。有名らしいが私は知らなかった。タイトル横はマルエツで買ったサンリオ製のひな飾りで、630円也。