節電のために開くの、閉めるの?

 先日、東京都荒川区では公民館などの公共施設に人を集めることで、この夏の節電対策にしたい・・」といった内容のニュースがあった。なんだ午後5時に図書館を閉める北区とは節電に関しては逆の考え方だね。
 で、調べてみました。荒川区も4月までは節電対策として夜間は閉館をしていたが、現在は通常の8時まで開館しているとのこと。ちなみに北区の隣の板橋区は、夜間閉館は行なわれた形跡なし。その代わりに通常の閉館日以外にも臨時の閉館日を設けている。夜間しか図書館を利用できない人にとっては、たぶんこっちの方がうれしいだろう。こういったことは右に倣えになってしまうのかと思ったら、区ごとに意外と独自色が出ている。
 広い意味で非日常に相対する時、行政の末端といえども、ただスローガン的な行動ではなく、目的に対する合理性を、まず第一に考えて欲しいね。