また終わらない

 先日、映画館で映画を観た。いやはやこう書くのは久しぶりである。この前映画館で映画を観たのは、いったいいつ頃で、ええっと何っていうタイトルだったっけ。
 アッ、アレか。
 でも恥ずかしいから題名は書かないことにする。もしかすると、このブログのずっと前にはあるかもしれないけど。
 というわけで、このところの映画鑑賞は、ご存知のようにもっぱらDVDでのテレビ画面鑑賞となっている。映画というソフトが、基本的には映画館というハードを前提としたメディアであるならば、こういった鑑賞の仕方は制作者に失礼なのかもしれないけれど、最近はDVDでの採算も勘定入れて制作されているから、そんなことを気にする必要もないのかな・・・。なんてことを書いていったらまた長くなって、また明日に続くことになりかねないで、先に進む。
 どうして、わざわざ映画館に足を運んだかというと、その映画はたぶんこの上映の機会を逃したら、もう観ることができなくなる可能性があるからなのだ。
 日本語のタイトルは『宇宙飛行士の医者』、ってなんか座りが悪い。でもなんと2008年のベネチア映画祭で、銀獅子賞、つまり監督賞を獲得した作品なのである。当時のタイトルは「ペーパー・ソルジャー」で、こっちのほうがずっといいし、内容も表していると思うけど。
 で、この映画上映は「三大映画祭週間2011」と題して、ベルリンとカンヌの映画祭も含めて、その受賞映画をドドドーンとやってしまおうというイベントなのだった。
 この映画の内容はというと、ソビエトの宇宙開発の黎明期に、タイトルそのまんまに宇宙飛行士の医者として過ごした一人の医師の物語。その内容もさることながら、私がまず惹かれたのは主演女優が、ハイ、このブログを熟読している人ならお分かりのように、チュルパン・ハマートヴァだということに尽きるのである。
 あーあ、やっぱり長くなったので、続きはまた明日。