初外出はポスピタル

 ということで、皆さんご推察の通りに私の今年の最初の外出先は近くの病院とあいなった。そこは最近できたばかりで、老人介護施設なども併設している病院なのだが、近所からはその施設専用の病院と思われているのか、一階の診察フロアはいつ行っても患者の数よりも職員の方が多いのだ。
 それでも年の初めだから、正月中に体調を崩した人がそれなりに来ているかと思ったけれど、午前中でもその風景はいつもと変わらず閑散としている。
 実は数日前にここで区の無料診断を受けたばかりなので、今回は内科ではなく耳鼻科の診察を受けることに。確かに内科だと、たぶん聴診器を当ててクスリをあてがわれるだけだが、耳鼻科ならいろいろと器具や薬剤を突っ込まれるので、診察された感というか、コストパーファーマンスとしてはいいかもしれない。
 ぐるりと見渡せば、どうやら風邪らしいちょっと煤けた感じの私に似たオヤジたちが都合3名ほど、ありあまる待合席にポツリポツリと座っている。でも、私の前に耳鼻科を受けていた人はなんと他の科の医者ではあった。うーん、その科の診察はどうなっていたのだろうか。