本はもう買わない、ことはない。

 荻窪のフリージャズ・イベントに1時間も早く行ってしまったので、近くの古書店ささま書店」に入り込んだ、ということまでは先日書きましたよね。なので、今日はそのあとの顛末(というほどでもないけれど)を。
 実をいうと、最近はなるべく書店や古書店には入らないことにしている。というのも、ここんところ比較的時間に余裕ができたので、ここは一番、ドカーンと本でも読んでやろうと思ってみたのだが、それがトントうまくいかない。時間があるということと集中力を発揮することとは、まさに正反対の対抗勢力といった感じで、昔に比べて読書量は増えるどころか、減る傾向という、なんとも遺憾なイカン結果になっているのである。
 しかも当然、生物として残された時間は限られている。少なくとも書物として、その時間に消費できる以上の量をすでに蓄えてしまっているのだ。
 だから、これ以上増やすことはない、必要ない、でもちょっと・・・、見てみたい。
 と、躊躇してしまうのである。もう語りつくされていることだけど、本というものは読むことの有用性以外にも、持っていることや、買ってしまうことそのものに大いなる魅力をかもし出す存在なのではないかと・・・、ふと思う。
 この二つの魅力を電子図書は持たない、持ち得ない、なんてことを書いていたら長くなってきたので、はい、また今度に続きます。