別れる理由

 一日人間ドックとやらに行ってきた。今回はツレに紹介された、某有名総合病院で、めっちゃ費用が高い。これでは健康体で貯金に励まなくては、健康診断もできないなぁ。
 午前7時に受付開始で、一番乗りの番号札を渡される。検査着に着替えて、文庫本を一冊だけ持って、各検査室をグルグルと回るのだが、担当者は若い女性ばかり。それで各部屋の前で次の人を待っていたりするので、なんか小さな飲み屋街を渡り歩いているふうでもある。
 実際に管を飲まされたところのバーテンさんは男だったけどね。
 その中の一軒ではあやうく文庫本を忘れてしまいそうになる。たかが文庫だけど、すでに品切れでアマゾンなんかでは2000円ぐらいの価格がついているんだから、くわばらくわばら。 
 そんな店、じゃなくて検査室を一巡して、やっと朝飯ならぬランチを摂取。そして結果を医師から聞くが、とりあえず明確な疾病は発見されず。ただ数値的にはいろいろと問題ありで、とにかく痩せることを厳命される。しかし、この病とはここ20年間付き合ってきたので、なかなか別れることができないのだ。