メタボな木、色づく。

 散歩の途中で、公園の見事に色づいた大きな木を見上げてツレがいう。
 「あの木、なんという名前だったっけ」
 この質問を何回か目なので、
 「前にも聞かれたよ。あれはメタセコイアという名前だよ。いいかげん覚えないさい」と返す。すると敵は、
 「もう聞かないよ。メタボなセコイやつ、と覚えたから」だと。