ジャン・レノのクルマ遍歴

 ブログのページを開いたら、巻頭の広告がジャン・レノの「ピンクのクラウン」になっていた。すぐに変わってしまうだろうけど。
 で、この「権力より、愛だね」というコピーにもいろいろと思うことがあるけど、まずはキャラクターのジャン・レノについて。
 彼は現在、未来のドラえもん役として、トヨタの広告に登場している。そのドラえもんとこの広告がどんな関係にあるかは知らないが、思えば20年ぐらい前に、いまは無きホンダのオルティアの広告もジャン・レノは出ていた。
 ホンダとしては珍しいステーションワゴンで、彼はそのクルマに羨望のまなざしを向けるという展開だったけど、あまり強い印象を残さずに市場から消えていったクルマだ。残り香のように商用タイプのパートナーがしばらく販売されていたけど。
 続いてクルマの広告にジャン・レノが現れるのが数年前のトヨタ・アルファード。しっかりオトナのオヤジになった彼が、娘か誰かにそのクルマをプレゼントするといったストーリーでのコマーシャルだったはずで、いわば彼のひとつの頂点といえなくもない。
 そして今回はトヨタのクラウン。うーむ、ほんとうのコマーシャルでどんな演出がされているのかは知らないけれど、ピンクのクラウンというとてつもないコンセプトにトヨタの勇気とそして迷いを感じざるを得ない、かな。

追伸:いまトヨタのホームページを見たら、ピンクのカラーリングはやっぱりないみたい。なんだ、あるのは迷いだけで、勇気はなかったんだね、やっぱり。