宇宙を知らない宇宙人

 テレビドラマ「シェアハウスの恋人」の再放送を観ていたら、天文ファンとしては、アレレレというかアハハハといったシーンとご対面。
 主人公たちが住む家にはツリーハウスがあって、そこには天体望遠鏡があるのだけど、星を観るとき、なんとキャプが太陽観測仕様のままなのだ。
 といってもわかりづらいので説明すると、太陽の黒点を観るときは、あまりに光が強すぎるので通常の望遠鏡の場合、キャプの一部だけを開いて観測することになる。今回のドラマでもどうしたのか、その仕様になっていて、大元のキャプを取っていないというわけ。あれじゃ夜の星を観たって、レンズの性能のほとんどが損なわれていますから。
 それに「あの星ですよ」とかいって望遠鏡で眺めされているけど、その間にも星は視野からドンドンずれている。大泉洋は宇宙人なのに、どうやって地球に来たんだろう。