C、C、C、そしてC

 毎度ながら、記憶の崩落に書き込みが追いつかない現象に直面しつつある。と、なんともオーバーめにいってみた。もちろんこれは事実誤認の前ふりである、ってそもそも前ふり自体が長過ぎますね、はい。
 ということで、今回はまだはるこんの初日の27日、今日麩の味噌汁ではなく、恐怖の「第4回創元SF短編賞公開最終選考会」なのであります。
 選考委員は大森望さん、日下三蔵さん、特別選考委員の円城塔さん、そして東京創元社の小浜さんの4人。彼らが壇上に揃うが、小浜さんの顔に違和感。おっと、メガネを掛けていない。で、さっそく部下の古市さんのを借りて、超文フリ録画の映りぐあいを気にしてる。
 かくして、冷酷非道(個人の感想です)の選考会が始まった。パチパチパチ。
 最終選考まで残ったのは16作。それを4者が再び読んで、AからCまでの採点をする。それぞれにプラスとかマイナスがつく場合もある。その成績の悪い順に「呼び込み」がある。
 その最初の犠牲者に、Cが四つ並べられる。こりゃもう女の子なら泣いちゃうかも。大森さんが、これって日下さんはCじゃなかったんじゃないの、と突っ込みをいれると、いや最初に読んだときはそうだったけど、もう一度読んだら、Cだったんだ、って、笑いを取る死刑宣告。あー、応募者じゃなくてよかった。まあ最終選考には残らんだろうけど。
 そうやって、次々と作品名と応募者の名前、そしてABCの採点が読み上げられる。その都度、どこかの心の中で、ギャーッという悲鳴が上がっていることだろう。このギロチンを前にして、よくぞ昨年、オキシさんと端江田さんは耐えたものである。いや、もしかしてトラウマになっているかも。C、C、C、C。
 それじゃ、次の人です。作品名は……。