ひさしぶりにタルコフスキーの「ノスタルジア」を観て、自分の記憶とずいぶんと違っていることに驚く。ＳＦＭに掲載させていただいた拙文との齟齬もあるようなのだけど、コワイのでそのあたりはしばらく後で確認することにしよう。
ソファに半分寝ころぶように座って観たので、何度かあの気持ちいい眠りの入り口に入ったけれど、ＤＶＤだがら、すぐ数秒戻して鑑賞を続ける。
しかしよく雨が降る。その雨の中、ホテルの窓の向こうの壁の一部が剥がれ落ちる。「鏡」を観ているから、なるほどとは思うけど、やっぱりすごい。
いつかほんとうに深い眠りにつくときに、目の前にこの映像が流れていたら、きっと寝付きがいいだろうな。
