「マグマ大使」と友人のセーター

 テレビで「マグマ大使」の初回と最終回を放映していた。いま見ると残念ながらかなりのチープさだが、子どもの頃はそこそこ楽しんだのだろう。
 ここでそこそこといってしまうのは、他の番組ほどにはちゃんと観ていたという記憶がないからなのである。
 ウルトラQとかウルトラマンなど、その他もろもろはテレビの前の仏像と化して、一秒たりとも見逃さないと身を固くして観ていたのだが、この「マグマ大使」に関しては、それほどの執着はなかったはずなのだ。放映の年代や裏番組を考えないと、そのあたりの真実はわからないが、今日の書き出しは、その話題ではない。
 このドラマの人間側の主人公である江木俊夫氏が自分の体験をクラスメートに話してからかわれるシーンで、その友人が着ていたセーターを見たとき、半世紀以上前の私自身の友人の姿が思い浮かんだのだった。でも眠いので続きはまた明日。