蛇足的補足の欠落

 昨日の書き込むで、アレレレとなっていたのだが、よくよく考えてみると、なぜアレレレなのか、意味不明と思われた方も多かったはず。
 ということで、蛇足的に補足しておきますと、取り上げた絵画に大きくコラージュされていたワシ、つまりイーグルは、アメリカの国鳥であり、最初に月着陸をはたした月着陸船もまた、イーグルという愛称だったのでした。
 だからこのことを単純に見れば、その下にコラージュされた、くだんのアメリカ有人宇宙開発三兄弟のマーキュリーとジェミニとアポロの打ち上げ、それに月着陸船が、やがてはアメリカの栄光を実現し、いわばその象徴としてワシを上に置いたと解釈することも、そうとうに陳腐ですが、できるわけです。
 しかしこの作品は、月着陸船がヘンテコなことからもわかるように、1966年の制作で、まだまだどんな風に月着陸が実現するかとか、ましてや着陸船の名前など、何も決まってはいなかったのです。
 もともとこういった愛称は、アポロ計画では9号で初めてで、月着陸船をなんと地球周回軌道でテストした時に、乗組員が勝手に着陸船をその見てくれからスパイダー、司令船をガムドロップと名付けてしまいましたが、それじゃ世紀のイベントの時はまずいぞって、以降は当局のお墨付きの名前となったとか。
 ちなみに10号の時は、着陸船がスヌーピーで司令船がチャーリー・ブラウンとかで、これでもかなりふざけてます。
 そしてご存じのように、11号の着陸船はイーグル、司令船はコロンビアとなったわけです。さらにちなみにを重ねると、あのアポロ13号の危機に水瓶となってくれた着陸船はアクエリアス、つまりみずがめ座、そして三人の宇宙の流浪な旅の司令船が、オデッセイなのだから、不思議ですなぁ、という話は以前も書いたかな。
 うーむ、蛇足の補足が長くなってしもうた。
 と調子にのって、アポロ13号のミニチュアの写真を撮っていたら、下のと別アングルで撮っている時に、脚がもげてどこかへ行ってしまった。よって当方の13号の着陸船の足は欠落しています。まあ本機も着陸しなかったから必要なかったんだけど。