沖縄叙景 その六
ところでこの中城城跡を訪れた人が眼にするのが、とても奇妙な建物。
中城城の建つ尾根に連なるカタチで、灰色のコンクリート構造のままに経年変化しているす巨大な構築物があるのだ。
調べてみるとそれは中城高原ホテルという建物の跡。しかし跡といってもいったん完成した建物ではなく、海洋博の景気を見込んで建築していたが、その途中で関連会社が倒産し、以後放置されているようだ。さらにくわしく知りたい方がネット検索してください。
結局この建物は一度も使われることなく、風雨に晒されている。それを500年ほどの歴史を持つ中城城から眺めることで、いろいろと浮かんでくることもありそうだが、ここで書きだすと収拾がつかなくなりそうなので、またいつか。