花の名前

 以前から散歩はよくしていたけど、ブログを書くようになると、やはりデジカメを持ち歩くことになる。もちろん前にもカメラを持って出かけていたが、その気持ちがちょっと違うようだ。
いままで撮った写真はパソコンで眺めるか、それともプリントするかなのだが、これからは他の人も見る可能性ってモノが生じた。もちろんまだぜんぜんアクセスがないのだから、特大超自己満足ページには違いない。それでも被写体を見つけて、カメラをかまえて、アングルを決める瞬間の心構えが、昨日とは違ってくるから不思議なものだ。
かくして夏休みの公園を歩く。昼間はくそ暑いので、夕方である。
池の向こうを自転車が走る。ちょうど二本の木の向こう側に来るといいアングルだと思い、カメラをかまえるが、自転車は別の道に曲がってしまった。
猫が何かをくわえている。どうやら池の小魚をゲットしたようだ。お魚・くわえた・ドラ猫、なんぞといい被写体だぞ、とレンズを向けるがピントが合う前にトンズラされてしまった。
デジカメはフィルムカメラと違って撮り放題だ、とシャッターを押しまくっていたら、すぐにディスクが満杯になってしまった。慌てて立ち止まって没写真を消していると、蚊の大群に襲われる。
 というわけで、本日の一枚は花の写真である。
 花はじっとポーズをとってくれて、がさつなカメラマンがシャッターを押すのを待ってくれる。まあ、風に揺れたりはするけれど、それもまた優美なのだ。
 しかし、女性の名前と同様に花の名前はまったく覚えられない。でもこれを機会に、こんど調べてみることにしよう。女性の名前を覚える機会はそうはないのだし。