懐かしい近未来ビル

 仕事で使うバスの窓からほんの一瞬見える奇妙なビルがあったので、ちょっと出掛けたついでにそのビルを探しに足を伸ばしてみました。
 そのビルは大久保通り沿いにすぐに見つかったのですが、そこからではその不思議な形が撮影できないのであたりをうろうろ、路地に入ったり出たりして撮った写真が以下の3点です。 ね、なかなか見事でしょう。
 なにやら『ハウルの動く城』という感じもします。調べてみると1970年に建てられたとかで、そういえば大阪万博の香りが漂っていますね。通称は「軍艦マンション」とかいうそうですが、日本人は「軍艦島」とか「軍艦ビル」、さらには「軍艦アパート」など軍艦を冠するのが好きなようです。でもこの建物は昔ほんとうに軍艦を造った人が設計したとのこと、バルブのコックや水雷みたいなモノがありますね。個人的には最上層が鳥の頭で全体がその体のようにも見えるのですが、はたしてどうでしょうか。

★潜水艦のサイロとその後の煙突、水雷管、そしてバルブが合体したような最上部。その下は戦艦のデッキのようでもある。

★正面(?)から見た最上部。なにやら威厳のようなものも感じてしまうのだが、マンションの住み心地はいかほどだろう。手すりが見えるということは屋上があるのだろうか。

★こちらは大久保通りに面した側。複雑な造形をしているが、意外と目立たない。