バスガイドさんの歌声?


 さらに富士山関係の歌を思い浮かべると、出てきたのは「ましろきふじのね〜」というフレーズです。しかしこれをどこで知ったのかとか、その意味が何なのかという記憶はまったくありません。そこでネットで調べてみると、意外なこと判明しました。
 「ましろきふじのね〜」は「真白き富士の嶺」で、「緑の江の島、仰ぎ見るも、今は涙」と続き、1910年に起った逗子開成中学校のボート転覆事故への鎮魂歌として作られたとのこと。そういえば幼稚園か小学生のころ江の島界隈に遠足にいって、その碑があるあたりをバスで通りかかった記憶はあるのです。もしかするとバスガイドさんがこの曲を歌ってくれたのかもしれません。もしそうだとすると、かなり強烈な印象を残したことになりますが、たぶん覚えていたのは別の理由からでしょうね。
 作曲をしたのは当時日本にいた外国人で、もともと似た曲が海外に存在していたといいます。なにやら「花はどこへいった」や「スカボロ・フェア」を連想させます。