紅梅と飛行機雲

oshikun2010-02-24

 ウチの近くの公園で、まず春を告げるのは入り口あたりにある紅梅と白梅だ。
 不思議なことなのか、あるいは当たり前のことなのか、まったくの素人にはわからないのだが、艶やかな紅梅の花の数が少ないのに比べて、清楚な白梅は花の数がは多い。それがまた絶妙な「塩梅」なのだ。
 もし白梅ほどの数に紅梅が咲いているとしたら、派手過ぎて見られたものではない。このバランス感覚がとてもいい。
 もうすぐこの公園には、桜のトンネルが出来上がる。毎年この小さな梅たちは、その呼び込みの役を演じている。その頃には池の周りを飛び回っているカモメたちも、姿を消していることだろう。