江の島土産は複葉機

oshikun2010-03-08

 江の島の土産といえば、しらすかサザエ、もしくは干物あたりが本命だけれど、私が買ったのはブリキの複葉機。それも全長30センチ以上とかなりデカイ。
 ちょっと歩くと汗が噴出すような日に、ちょこっと江の島に出かけてきました。ただしその前に別のところに立ち寄ったので、江ノ電で江の島駅に着いたのはもう夕暮れ時。帰宅する観光客の流れを遡るように、土産物店の並ぶ通りを進むと、同行者が「うわぁ、カワイイ」と、とある店に入っていきます。で、私がそこで見つけたのはその「カワイイ」ではなく、数台のブリキの複葉機でした。
 もちろん、アンティークではなく、それ風に最近作られたものですが、それゆえに値段も安い。
 そんなに飛行機のことにくわしくはなく、さらに複葉機についての知識はほぼ皆無。そこで家に帰って数少ない本を探してみると、最初に見つけた『別冊週刊読売・飛行機100年の記録』(1970年4月)の表紙に、どうやら同型機(アブロチューター練習機とある)が載っているではありませんか。しかもよく見ると胴体にK3215の文字か。これはブリキの複葉機のモノと同じです。
 以下は推測。この雑誌の表紙の写真がカラーであることから、表紙の飛行機はたぶん復元されたもので、ブリキの複葉機の方もこの復元機を基にして作られたのでしょう。
 ネットでアブロチューターと調べると、いろいろと出てきますが、さらにK3215だと海外のページに飛んで、より多くの写真を見ることができ、どこかの誰かがこのブリキの複葉機を撮った写真もあります。
 しかし復元されたとはいえ、1970年以前になるから、もう40年も前のこと。少し複葉機のことを勉強してみたくなった、江の島詣ででした。
★タイトル横の写真は上記雑誌の表紙の一部。