春風の力だめし

 昨日、ちょこっと散歩に出かけたら、近くの公園の大木がドーンと倒れていた。
 昨年の10月8日のブログでも、台風でその並びの木が2本仲良く倒されたことを書いたけれども、今度は遂に残っていた1本も倒れてしまった。
 ほんとうの森の木だったら、まわりの木々がお互いに風から守りあうのだろうけれど、このように公園に植林された場合はそうもいかない。その顕わにされた根は、素人の目からはあまりしっかりと根が張られていなかったようにも見える。公園の木々が春風の力だめしに使われるのは、ちと気の毒だ。
 とにかく木は何本かで守りあわなくては、このように途中で倒れてしまうのではないか。それはまた「人」もしかり、などと考えた昨日の散歩なのであった。