十年前の住まい探し35・最終回

oshikun2010-05-12

 次のターゲットは外房
 さて、わけのわからない10年前の「住まい探し」の顛末を、ずっと書き連ねてきたけれど、いよいよそれも今回で最終回。これまでのお付き合いアリガトサンでした。
 ところでこのマンションは前回に書いたように、個人的な感覚の減価償却200万円×8年分ということで、まあ中古価格が1600万円から1800万円ぐらいになっていても、当然なのだけれど、最近のチラシを見ると販売価格からほとんど値を下げていない。もちろんそれは仲介業者の作戦であって、実際にはそれなりのダンピングもあるのかもしれない。でも最近の周辺の物件価格からみても、チラリの価格が強気だといいきれない。そしてまた仲介業者からは、実際の価格を提示して、売りませんかという案内が届いたりもする。
 そんなことから、自分はうまい時期に買ったなぁと、現時点では思っていいのだろう。そしてその思いを証明して、「へへへっ、この8年間の家賃は月額1万円だったことなるぞ」などと、バブリーなことをいうためには、そう、実際に売ってみることだ。
 まあ8年間で約100ヶ月。つまり家賃1万円を実現させるためには、販売価格から100万円だけ低い価格で売らなくてはいけない。チラリの中古価格もそのあたりになってはいるけれども、それはチト難しいと思う。しかし500万円引きなら、現在の様子だとたぶんすぐに売れるだろう。もしそれが可能なら、8年間の家賃の月額が5万円だったということになる。
 と、そんなことを書いていながら、なんなのだけれど、まだまだここを手放す気にはならない。お隣の大きな公園は貴重な存在だし、池袋に12分、新宿に18分はそうとうに魅力的だ。近くには庶民的な赤羽という街も控えている。さらに周辺にはまったくタワーマンションがないというのもいい。そういった点は私だけの思いではなく、このマンションを求めようとする人の思いでもある。だから中古価格はとりあえずあまり下がらないのだ。しめしめ。
 しかし、またまたそんなことを書いておきながら、妄想として外房に住みたいとも考えている。といっても外房はかなり広いし、その土地柄を表現することは困難である。だがなぜか惹かれるのだ。当然そこでは戸建てということになる。でもやはり津波は怖いので、海岸近くというよりも、少し丘に昇ったところだろうか。などと、つまりはかなりイメージ先行型である。もしかすると、いずれはこのブログで「3年先の住まい探し」というカタゴリーが始まるかもしれないね。そのときはお楽しみに。