スピーカーから「プラタモリ」

　ちょっと変わったものをたまには聴こうかな、と思って、またまた目に付いたセロニアス・モンクの『モンク・ソロ』をトレーに載せる。で、曲が流れて始めて、びっくり。
　「たん・たん・たたたら・たら・たんたん・・」、軽快なピアノのフレーズって、これ「ブラタモリ」のテーマ曲ではないか。といっても迫力のある最初のタイトル曲ではなくて、本編が始まるときに流れる曲の方。
　ＣＤケースをひっくり返すと。曲名は「ダイナ」とある。なるほどディック・ミネ（わかるかな）がよく歌っていた、あの曲なのだ。
　ライナーノートによると、ジャズとして演奏されることは稀で、他にはバド・シェンクぐらいがあるぐらい、とのこと。
　そんなことがわかると、『モンク・ソロ』全体が今までよりも素敵に聞こえてくる。
　そういえば「ブラタモリ」、タイトル部分は別にして、マンボや靴音など効果音の出し方がずいぶんとしゃれていると思う。
　もちろん一番は久保田アナなんだけどね。
★タイトル横の写真は『モンク･ソロ』のジャケット。でも何でモンクが飛行機、しかもたぶん複葉機の操縦席に居るんだろう。モンクにはその場所が一番ふさわしくないからなのかな。うろ覚えだけれど、誰かがモンクをクルマに乗せたら、彼はその速さをとても恐がったという話があったような気がする。