知らないことの発見

oshikun2010-11-07

 (昨日の続き)
 家に帰って、世界写真全集の手持ちの巻数を見ると5冊。今度買ったのが3冊で、12巻の全集だから、残りは4冊だ。それがわかると全部集めたいという思いがむくむくと生じてくる。
 あーあ、古本祭りで、最後に見つけた一冊千円を買っておけばよかったのに、まさに後の祭りである。
 で、まず「アマゾン」を調べてみる。すると三冊が800円、800円、1050円の価格で「良い」が出ている。これに送料が各250円付くので、合計は3400円。一冊だけがなかったので、それを「日本の古本屋」で探すと1500円で、送料が590円。安い本の場合、この送料はチト高いかな。合計は2090円で、それに振込み手数料が掛かる。
 かくして、総合計5490円。古本祭りで買えたら4000円だったけど、さすがに7冊持つのはしんどかったかもしれない。
 それより残念だったのは、昨日書いた「現代アラプ小説全集」を購入しなかったこと。まあ、次の出会いを期待しませう。
 ということで、この「現代アラブ小説全集」を買うことを思い留める理由にしてしまった「全集-現代世界文学の発見」の一巻を開けてみることにした。
 まだロシア革命内戦期のリアルなルポ、ライスナーの「スヴィヤジスク」、作品の運命自体が歴史を映し出す、エイゼンシュタインの「十月」の2編しか読んでいない。
 それに続くのはハンガリー革命の中心人物ベラ・クンの夫人による「ハンガリア革命回想記」、その冒頭を読んで見る。すると一行一行が知らないことだらけだ。
 ということで、やはりこの全集は読み応えがありそう。それを知ったことが、まあ今回の怪我の功名だろうか。
★タイトル横の写真は一冊だけ持っている「現代アラブ小説全集」の『太陽の男たち/ハイファに戻って』(カナファーニー)。ちなみに昨日のタイトルはこちらのもじりです。