いにしえのソビエト映画

 IVCというDVDをリリースする会社のホームページを何気なく開けてみると、なんとソビエトロシア映画のDVDを限定的に50%オフでネット販売するというではないか。
 急いでそのページを広げると、前から欲しかった『戦争と平和』(もちろんソビエト製の方)もしっかり半額になっている。他にもいい作品が目白押し。
 ということで、まずは会員登録をして、最初のページから見ていく。
 『人間の運命』 これも『戦争と平和』のボンダルチェク監督で、主演もしているという、買いだね。
 『オブローモフの生涯』 大好きなニキータ・ミハイルコフ監督の作品だ。内容的にはトホホ的だが、買っておこう。
 『貴族の巣』 これはタルコフスキーのお友達のミハイルコフ・コンチャロフスキー監督だ。公開時のコマーシャルがなぜか記憶に残っている。ニキータ・ミハイルコフも出演してるので、買わないとね。
 『光と影のバラード』 すでにテレビ放映のビデオで何度が観ているけれど、味わい深いソビエト製ウエスタン風の内戦時ドラマ。買わねばなるまい。
 『両棲人間』 まったく内容わからずだけど、その年の集客ナンバーワンだとか、怖いものみたさで、購入しましょう。
 『鶴は翔んでゆく』 カラトーゾフ監督って、確か『赤いテント』(今は「レッドテント」に改題)を作った人だよね、ということで確認もせずに買いました。
 『女狙撃兵マリュートカ』 雪解け時の制作だとか。この作品どこかで見たか、読んだかしたかあるので、これもやや安易に購入。
 ということで、7本も買い求めたあとで、やっと『戦争と平和』の出ているページに到着したのだが、なんとすでに「品切れ」となっていた。ほんの数分前にはそんな表示はなかったのに、あーあ、タッチの差で、購入できなかった。最初にこちらをクリックしておけばよかったのかなぁ。
 IVCさん、もう一度だけ倉庫の隅の方を探してみてくれませんかね。

 その後もこのページを見るとどんどん「品切れ」マークが増えていく。私はすでに持っているので、今回は対象としなかったタルコフスキーの作品もほとんどが「品切れ」状態。さっき見たところでは『アンドレイ・ルブリョフ』だけが残っていたかな。でもとてもいい作品(ちょっと眠くなるけど)で、タルコフスキーの宗教観を知るには欠かせない映画ですぞ。