沖縄スタコラ・ツアー03

 3月15日のうららかな午後、テラス・ホテルのマイクロバスは、沖縄を北上していく。途中、テラスグループのジ・アッタテラスに立ち寄る。でも荷物を交換しただけで、乗り込む人はいない。ここはどうやらゴルフをする人のためのホテル。つまりは関係ない。その辺で、JAXAの看板を発見。どうやら、沖縄宇宙通信所という施設らしい。しかし残念ながら今回はスルー。
そうこうしているうちにクルマは、今回の旅行の目的地であるブセナ・テラスに到着。でもこのホテルの名前を知ったのって、昨日のことなんだよね。いやいや実をいうと、その後もなかなか憶えられなくて、ブエナ・ビスタとかなんとかいってはツレに呆れられていた。でも妙案を思いつく。失礼ながら、ぶすナ・テラス。まあ、こう発音すればほぼ間違いはない。
 クルマのドアが開くやいなや、スッチー(古いけど)も嫉妬するほどの洗練&美形の満面の笑みがお出迎えなのだ。シロウトさんはちょっとビビる。このホテル、庶民が足を踏み入れるには勇気がいるような佇まい。わざと照明を落としたようなロビーでは、スタイルのいいスタッフが背筋を伸ばして歩いている。
 チェックインの手続きもカウンターではなく、ソファで行なう。うう、顔が近い。そして毎度お馴染みの「ヨーロッパ二週間の旅」的な荷物をカートで運んでもらって、窓を開けると、絵に描いたようにドカーンと海だった。
 ここには三日間の宿泊の予定。でも何をするかは何にも決まってはいなかった。だいたいこのぶすナ・テラス、じゃなかったブセナ・テラスって、いったいどこにあるんだろう。★部屋からの眺め。風が強かった。