こちら側へようこそ

 昨日、一昨年に私が退社した出版社で、また歓送会があるというので、ノコノコと出掛けてきました。
 集まったのは40名ぐらいかな。で、グルリと眺めてわかったのは、その半分以上がすでに退社した連中だということ。これじゃ、歓送会じゃなくて、ようこそこっちの側へという「歓迎会」だよね。そういえば、幹事もこの会を「卒業式」といっていたっけ。
 元気がいいのはこの迎える側で、現場のシンドさがそうさせるのか、残っている人たちが一番しんみりとしている。
 宴が始まってしばらくした頃、某歌舞伎役者の向こうを張って、丸坊主にした元営業部員が、不思議なヘアスタイルで登場した。しかしすぐにそれがカツラであることが判明。あとは、そのモノが、それをかぶるのにふさわしい人たちへと回される。こうしてみるとこの業界「ふさわしい人」が意外と多いのだ。もちろん私にそれは手渡されなかったけど。
 そうそう、この出版社をネタに以前、「第2会議室にて」という「お話」を書いてきた。いろいろとあって、しばらくお休みしていたけど、そろそろ再開しないといけないなぁ。