沖縄スタコラ・ツアー06

oshikun2011-04-30

 さて、美ら海水族館の見学も無事終了したし、レンタカーの時間も残っているということで、当初の予定通り長い橋を渡って古宇利島まで行ってみることにした。
 そんな計画を口にしたとき、ホテル内のレンタカー屋の若いお嬢さんがこういったのだ。
 「それでしたら、できたばかりのワルミ大橋を使うとすごく便利ですよ。まだナビには入っていませんし、こちらの地図にもありませんけれど、走っていけば標識があるのですぐにわかります」
 あーあ、若い子の言葉を信じたのが悪かった。それに彼女が地図にグイグイとボールペンで書いてくれたから、そうとうに油断していたのだが、そのボールペンのワルミ大橋に近づいているはずなのに、標識なんてまったくなし、その橋の影さえ見当たらない。しまいには、とうとうどこかの港に迷い込んでしまった。
 そこにゆっくりと歩いているオバーがいたので、聞いてみる。
 「そんなら、そこ上がってぐるっといけば・・・(解析不能)」
 でもやっぱり辿り着けなかった。諦めてトロトロ走りつつコンビニに入ると、新しい地図が売っている。それで確認すると、橋はボールペンよりもかなり南の方ではないか。で、引っ返すことも考えたけれど、時間的にそれはちと冒険主義となる。しょうがないので、ただナビの帰宅モードに従って、ひと山越えつつホテルに帰る。
 その晩はこのブセナ・テラスでの最後の夜。ということで、やはりホテル内の中華レストランへ。最初の夜のイタリアンに比べるとかなり混んでいる。しかもそれなりにリーズナブル。あの海老さえ注文しなければ、ね。
 そう、あの海老はかなり大きな状態で出てきたのに、「お分けしますか」のあとで見るとしょんぼりするしかなかった。まあ、庶民はこれだから困る。
 そして翌日の3月18日はよく晴れて、波も穏やかになった。そう、庶民はグラスボート(あのナガスクジラ)と海中展望塔にいそいそと出向くのです。そのあとは浜辺を散策。金曜日とあって、客はどんどん増えていく。
 そして我々はシャトルバスで那覇へと帰る。時刻間際ツレが自然に呼ばれて、バスは出発寸前、バスの中にいる子どもに、ホテルに残るジジババらしきご老人が手を振っているところを、またヨーロッパ一週間分の荷物を引きずって慌てて乗り込んだ。
 この日からまた那覇で過ごす日々が始まるのだが、うららかなブセナ・テラスと違ってここでは、はちゃめちゃな出来事が待ち構えていたのだった。★海中展望塔から見たニモ、じゃなかったカクレクマノミ(だったっけ)。
★なんかいい感じのふたり。
★ブセナテラスのほぼ全容。
★タイトル横は初公開のツレ。ちいさくって何にもわかりません。