キョウト・ほとほとフォト04

 京都も四日目。さらに「激しい雨が降る」。
 思わず、渚ゆう子の気分、と書いてわかった人は、かなりの人生を歩んできた人、だよね。あれ、ボブ・ディランにも確かこんな曲が・・・。
 で、本日はまた嵐電嵐山線から嵐電北野線に乗り換えて、どうにか龍安寺に到着。しかしこのときも電車の駅名表示にトラブル発生で、あやうく次の駅まで行ってしまうところだった。

雨の中を龍安寺へと急ぐ。濡れた木々や石がさらにくっきりとした色を放ち、自らの存在を主張している。しかし寺へと向かう道すがら、どんどんと中高生の数が増えていく。しかもそれらすべて5,6人の小集団なのだ。
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かの石庭も大粒の雨に潰されて模様が定かではない。しかし、それにしても中高生の五月蠅さよ。まさに五月の蠅という字が似つかわしい。(京都に行ったのは、5月8日から12日まで)
かくして我々は我慢してしばし石庭前でがんばるが、うるささの波は治まらず、げんなりして寺を後にする。石段を降りて省みれば、刹那の静寂もあり、カメラを向ける。