輻射点はペルセウス座

 昨晩か今晩ぐらいがペルセウス座流星群の極大なのだという。しかし当地は曇天ゆえに、夜空見上げても、何も見えない。
 この星座の名前が冠された流星群とは、いったいどういうものなのか、と説明するときは、相手の天文の知識をしっかり見極めないと、時間ばっかりかかって実りなきものとなってしまう。たしか中学2年のとき、担任の先生がよせばいいのに「流星は星が動く現象」なんていったから、こちらもマジになって彼女にキチンと説明したけど、はたしてわかってくれたかどうか。
 前にも書いたかもしれないけれど、40年ほど前に友人たちと、野原でこのペルセウス座流星群の観測をしていたら、覗きと勘違いしたらしいお兄さんが腰にタオルを巻いただけで、こちらにやってきたことがあったなぁ。そのおじさんははたしてご存命だろうか。
 さて、今日は流星観測の天敵である月夜でもある。カメラを開けっ放しにしても、カブるだけ、と書いて、ではデジカメではどんな感じになるのだろう。今度試してみたいと思う。
 ちなみに今日が月夜と知ったのは、「ふくいちライブカメラ」と称する東京電力福島第1原子力発電所の現状を、ほぼリアルタイムで流しているカメラサイトの映像の右上に、くっきりと月らしきものが見えたから。この映像で流星観測ができないかしらん。
 そうそう、未曾有とか想定外というのは、このあたりに流星が墜ちる程度のことをいうのではありませんかね。


追記:そうか、ペルセウス座が昇って来る頃には、月はもう沈んでいるだね。それなら観測には支障がない、などと何も確かめずに書いてしまう。