もしかして本編よりおもしろいかも

 先日、『ペーパームーン』をDVDで観た。やっぱりビーター・ボクダノヴィッチはいいなぁ。オニール親子も絶品である。ちょっと彼らのその後は悲しいけれど。まあそれも当人がどう思っているのはわからないし。
 で、今回は本編鑑賞の翌日には、オマケで付いている監督の解説を観てしまったのだが、これがまたイイのである。本編にそのまま監督がコメントしているだけだが、字幕は入らないし、台詞も監督が何かいっているときには聴こえなくなってしまうのだけれど、まずは映画製作志望者は必見のシロモノである。
 しかしボーッと観ていた私には、こんなにもボクダノヴィッチが技巧派だということがわからなかった。たしかに長回しには気づいていたけれどね。駅で電報を頼んで切符を買うシーンも、あれほど凝ったものだとは!! 敬服いたします。
 ということで、次は『ラストショー』が観たいのだ。確かテレビ放映をDVD録画したのがあったはずだけど、パソコンが一回トンダときにその番号順のリストのデータが消えてしまったので、ずらりと並んだDVDのケースの、どこに入っているのかがわからない。それを探し始めると、たぶんまた別の映画を観たくなってしまうだろうなぁ。