ERからアンドロメダまでダラダラと

 アメリカのテレビドラマ「ER」のDVDを、第1から第4シーズンまでまとめ買いしてしまった。テレビ放映を途中から見出したのだけれど、いったいどのシーズンからかはわからない。でも第4ぐらいまできっと未見だろう、と考えたわけだ。まあ、調べればわかることだけど。
 で、その第一話。いやはや皆さんお若い。
 酔っ払って登場するダグラス・ロスは、まさにキャラクターにジャストフィット。スーザン・ルイスは、この頃はかなりいい線いっていたんだね。縫合もおぼつかないジョン・カーターは、この回の最後にはスンナリできるようになっている。優秀で沈着冷静なピーター・ベントンもまだ下っ端で、マーク・グリーンも上のほうにはまだ何か生えている。
 しかしあんなことになってしまったキャロル・ハサウェイが、そのまんまで話が終わってしまうなんて・・・・、まあそれも「ER」らしいのかもしれない。
 この「ER」、どこかで聴いた話だと、マイクル・クライトンが持ってきた企画をスピルバークは『ジュラシック・パーク』をやりたいがために協力したとか。そのクライトンももう向こう側にいってしまった。
 このクライトン、私にとっては恐竜映画の原作者などでは決してなく、なんといってもあの『アンドロメダ病原体』の作者なのだ。
 まだロバート・ワイズ監督の映画化はされておらず、手元にある早川書房の単行本の表紙は真鍋博のイラスト。でもこれ実は小説に出てくる図版をアレンジしたもの。しかしセンスの良さはピッカピカに光っている。
 その頃は何で『ウエスト・サイド物語』や『サウンド・オブ・ミュージック』のロバート・ワイズがSF映画を撮るのだろう、と思ったものだったが、考えてみれば『地球の静止する日』を作ってたんだよね。うん、だいぶ後になってからの納得。

ちなみに映画のタイトルは「アンドロメダ・・・」・・・だったと思う。