コズミック・リア

 今日のNHKはどういうわけか宇宙テンコ盛り状態である。そういえば昨日も子供向けの番組をやっていたね。
 ということで、午後1時からずっと『コズミック・フロント』の再放送を、うたた寝しながら観ていた。
 宇宙が泡状になっていたり、生物がいるかもしれない土星の衛星や、火星探査体の長きに亘る活躍に、地球に衝突しそうな小惑星と、そしてサターンⅤを支えたF1ロケットなどなど、めくるめく宇宙の話題が、ずっーと5時まで続くのだけれど、それぞれの番組が十分な取材に基づいているし、観るものを飽きさせない(それでもチト寝たけど)工夫に満ちている。
 もともと私はこの番組が好きで、新聞の番組表で見つければ、まずチャンネルを合わせていたのだった。
 でもどうしてこんなにまとまって再放送したかというと、5時から放送の『宇宙の渚』への景気づけ番組だったのだ。そうめったやたらと番宣していたアレである。
 しかし残念!! この『宇宙の渚』は『コズミック・フロント』の足元にも及ばない。途中で消してしまったので、エラソーなことはいえないのだけど、生番組のまずいところがすべて出てしまった気がする。
 まず進行と段取りがよくないし、宇宙とのやり取りが2重で聞きづらいし、ゲストがどうしょうもないことを発言するし、肝心の画像がキレイでない(私が観た範囲で)し、といった具合である。
 でもこんなことは予想されたと思う。日食なんかじゃないんだから、どうして生放送にこだわったのだろう。まさかNHKの技術力を顕示したいがためじゃないよね。
 ほんと前座がすばらしかっただけに残念でした。