サリーちゃん、ピンチ

 前にも一度書いたことがあるかもしれないが、政治家のいう原発の「冷温停止」とはいったいなんじゃらほい。
 それは本来、正常稼働していた原発のスイッチを切って、原子炉が冷えて運転がしっかりと停止している状態を示す言葉のはず。
 それをメルトダウンどころか、メルトスルーをしているボロボロ原子炉に使っていいんですかね。しかも低温を測る場所が圧力容器って、そりゃそこから核物質がスルーしているわけだから、熱も低くなるわけですわ。
 とにかく冷温停止という言葉を、冷温停止を意味しない状態に用いる人を、私は信じることはできないな。
 それに配管内に溜まった水素ガスの報道、小さすぎるんじゃありませんか。窒素を入れているから大丈夫って、水素は4%、酸素は5%で爆発する可能性があるんだよね。窒素注入がトラブったら、どうなるんだろう。空気中の酸素って、確か20%だったっけ。
 そしてまた調子がよくて、ヤッパ日本製だぜ、フランスなんかに頼っていられるか、との声もあった汚水処理機サリーの突然停止。
 野田くん、他国に原発をセールスしている場合じゃないと思うけど。
 と、久しぶりにまじめなことを書いてしまった。