二人のアームストロング

 昨日は月着陸やウッドストックの時代を描いた映画『オーバー・ザ・ムーン』に触れたけれども、どうやら今週のNHK−BSの昼過ぎの映画プログラムは、その辺関連の映画をラインナップしているようだ。
 月曜は『キリング・フィールド』、火曜が『グッドモーニング、べトナム』、水曜があの『オーバー・ザ・ムーン』、そして今日と明日が『ウッドストック、愛と平和と音楽の三日間』(なんちゅうタイトルじゃ)の前後編になっている。
 ここで明確なのは『キリング・フィールド』か少し時代を異にしている点で、当然のことながら赴きもかなり違ってくる。
 私ならこのラインナップを『オーバー・・』と『ウッド・・』前後編が最初、次に『グッド・・』、そして最後の結果としての『キリング・・』という順に放送したいと思うけれど、それだとあまりに図式的になってしまうかな。
 それはそうと『グッドモーニング、ベトナム』の良さは、やはりサッチモが歌う『この素晴らしき世界』によるところが大きいだろう。この曲、私はずっとスタンダードナンバーかと思っていたのだが、今回調べてみたら、なんと1967年の作詞作曲、しかもべトナム戦争を思って作り上げたんだって。なるほどベトナムの風景に似合うはずである。
 しかし、私の1969年のアームストロングといえば、やはりニールであって、ルイではなかったんだよね。もちろん今ではルイのCDを持ってはいるけれど。