イーグルスは後回し

 昨日のついでにCS&Nについて調べてみると、ニール・ヤングが参加する前のオリジナルアルバムはウッドストックコンサートの三ヶ月前に発売された『Crosby、Stills&Nash』の一枚だけなのだね。それとまたCS&Nに戻ったあと、やっと77年に発売された『CSN』の一枚、きっとこの二枚を買うことになるんだろうな。しかしこのアルバムタイトル、なんとかならんやったのか。
 で、思い出したのだけど、CSN&Yの『デジャ・ヴ』には「ウッドストック」という曲も収録されていた。あのイーグルスの番組でも、この曲を流せば一応何とかなったはずなのに。
 と、その曲のクレジットを見ると、作ったのはジョニ・ミッチェルではないか。私はてっきりCSN&Yのメンバーによるものとばかり思っていた。もちろん彼女はあの『青春の光と影』の作者。とうぜんこの曲を彼女自身も歌っていて、私はジュディ・コリンズのよりも(アレンジのこともあって)好きだ。ところで「ウッドストック」の方は歌っているのかな。
 こういったことで、CS&Nと、というかグラハム・ナッシュとジョニ・ミッチェルとジュディ・コリンズの線がつながったけれど、ちゃんとしたファンならもっと深く知っているはずのことなんだろうね。どうやら『デジャ・ヴ』の中のナッシュの一曲、「Our House」もジョニといっしょに暮らした家であったらしいし。
 そしてまたジョニ・ミッチェルは画家でもあって、自身のジャケットも描いているのだけれど、それにインスパイアされた六文銭の及川恒平さんと原茂さんが作ったのが「私の家」という曲。タイトルはナッシュのまんまじゃんか。そのジャケットというのはたぶん3枚目の『Ladies of the Canyon』じゃないかな。
 そんなこんなで明日あたり私は、手元にあるCSN&Yの『デジャ・ヴ』とジュニ・ミッチェルの『ブルー』、そして六文銭の『キングサーモンのいる島』を聴くことになるでしょう。イーグルスは、まあその次の機会にします。

 ちなみに『ブルー』のみがCDで、現在ステレオセットのCDプレイヤーは故障中だけど、DVDプレイヤーで聴くことができます。もちろんパソコンでもね。で今日は文中敬称略でした。