古きよきケータイなき時代

 テレビドラマ『火車』を観た。原作を読んでいないのだけれど、ドラマとしてはなかなか良くできていると思う。まあ、あれを校庭に埋めるのは難しいし、その必然性もないと思うのだけれど。
 で、このドラマで安心するのが、携帯電話が出てこないところだ。ちょっと前の1990年代が舞台で、服や建物やなにやらはほとんど現代なのだが、まったく登場しない。現代が舞台だとのべつ幕無しに登場人物がパチパチ、シュッシュッとやっているけど、オジサンとしてはどうも落ち着かない、せわしない。
 これからのテレビドラマの原作は1990年代までに書かれたものにして欲しいなぁ。
 ところでこのドラマ、佐々木希ちゃんの名前が番組表にでかでかと載っていたけれど、ちゃんとした出番はなし。セリフもなかったはず。おじさんとしてはどれだけ演技ができるか楽しみだったのに、残念!!